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好きと嫌い

・食わず嫌いも含め、自分は食べ物の好き嫌いがかなり多い方だ。ニンジンが嫌い、貝が嫌いなどのオーソドックスなものから「海老天は大好きだけどエビフライは嫌い」とか「牛乳は大好きだけどホットミルクは嫌い」などの、どっちも同じ◯◯じゃん!?ってなるようなものまで様々な好き嫌いがある。幸い食べ物のアレルギーは自分が認識している範囲では今のところはたぶん無い。たぶん。同じもの食べても体調によって蕁麻疹出たりとか口痒くなったりするときあるから何とも言えない。


・ここまで自分が好き嫌いの薬箪笥になってしまったのは確実に母親の食育からの「反動」だと思っている。何でも食べさせる、といえば聞こえはいいが好き嫌いを許さない、出されたものは残さず食べなさいタイプ。

・離乳食は嫌いなもの絶対食べない(顔を逸らし口も開かない)、喘息持ちで幼稚園の半分は病弱ゆえに通えず小学校上がるまで体調が安定しなかった子どもだから、栄養バランスの整ったちゃんとした食べものをいっぱい食べて健康に育ってほしいという気持ちも今となってはわからんでもない。でも子どもにはそれがわからない、伝わらない。ニンジンって嫌いな味だなあ、でも食べないと怒られるしなあ、嫌だなあ。そんな風に嫌々食べさせられていた食べ物のことをどうして好きになれようか?

・幸いにも母親は料理がとても上手な人だったから「食べること」は大好きなままでいられたのでよかった。食べるの大好き、作るのも好き。ある程度大きくなって、自分で食べるものを選べるようになったら結果はどうなるかそりゃもう目に見えたものよ。

・大人には「嫌いな食べ物を食べない」という選択肢があるんですね~~~!!!最高!!!「好きなものを好きなだけ食べる」という選択肢もある!!!最高最高最高~~~~~!!!!!こうして好き嫌いの薬箪笥が生まれるわけ。

・大人になるとその選択肢が選べるのは何故か?それはすべて自己責任だから。ニンジンを食べないのも肉をいっぱい食べるのも、それをすることによって口内炎ができてもコレステロール値が上がっても全部自己責任。それを承知で選択してんだから文句言えねえし言わねえわな!

・他人がとやかく言ってくるのもちがう。やれ野菜を食えだの肉食いすぎだの、おまえに関係あんのか?わたしが1週間ステーキを食べ続ける食生活をしたとしておまえの人生に何か影響があんのか?なあ?ねえよな?じゃあ口出しすんなよ、野良あすけんはお呼びでない。引っ込んでろ!!!!!!

・話がちょっとズレたな。

・とはいえいい年した大人が好き嫌い多いのもあれだし、少なくとも食わず嫌いに関してはチャレンジしてみる価値はある。食べた上で嫌いになるのはしゃーない、食べた上での判断だから。逆にいえば好きな食べ物になる可能性もあるわけで。それって最高じゃん!

・というのもあって、去年くらいから地味に好き嫌いの克服をしている。一番新しい「克服」は飲まず嫌いだったミルクティーだ。

・これに関してはオモコロチャンネルの「ミルクティー×2 BOYS」(2021年9月24日公開の動画)のおかげだと思っている。この動画内でティーラテを「ココアっぽい」と評していたので、ココア好きだしティーラテなら飲めるのでは?とふと思い立ってチャレンジしてみたら結果大成功。ほうじ茶ラテなんてのも飲めるようになりました、ありがとうオモコロチャンネル。

・好き嫌いを克服するにあたって大事な「嫌いな理由」の分析。そこからの気付き。自分の場合、ミルクティーでいうところの「ココアっぽいならいけるのでは?」という気付き。これが克服のポイントだと思い、なんとなく思いつく範囲で浮かんだ食べ物の名前を「好き」「普通」「嫌い」で分けてみた。

・以前ツイッターに載せたやつを流用。打つのめんどくさいから。

・こうしてみると、「青臭いもの」「苦いもの」「見た目に反して感触が柔らかすぎるもの」が嫌いなんだなということがわかる。

・見た目に反して~のやつはさすがに局所的すぎるな、そうですアボカドのことです。あいつあんな固そうな見た目してやわ……………っていう食べ物なのかなんなのかわからない噛まなくていいレベルの柔らかさなの怖すぎない??なにあれ…怖……。人間はわけのわからないものに恐怖を抱く生き物。

・明確な理由がわからなくてもこうやって書き出すことで、今までなんとなくぼんやりと「これなんかあんま好きじゃないのかも…」と食べていたものの苦手な理由が浮き彫りになって腹落ちする。スイカもゴーヤも嫌いだしズッキーニも好きじゃない、そうかウリ系が苦手なんだな。あ、だからサラダのキュウリも……。てかそもそも青臭いの嫌いだしサラダ……生野菜……………。


・「知る」ということは、好きに転じることもあればその逆もまた然り。

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