『アーモンド / ソン・ウォンピョン』
★★★★★ 4.8
---説明---
扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ
母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記されることで、なんとか“普通の子”に見えるようにと訓練した
激しい感情を持つもう一人の“怪物”、ゴニが現れ少しづつユンジェは変化していく
怪物と呼ばれた少年が愛によって変わるまで
---感想---
無感情の主人公が語り手なので、辛い場面の描写も苦少なく読む事ができ私にはあっていた
少し書くだけでネタバレになってしまいそうなのでこれ以上本文に触れて書くことは控えようと思う
苦しいとは、悲しいとは、楽しいとは、嬉しいとは、愛しいとは、日々抱く感情がこれ程尊いと感じられる作品はそう無いのだろうと思う
つらくも、暖かい作品だった
読んでよかった
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?