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HSS型HSPは「自分より他人を優先する」

実は何か頼まれたとき、とっさに「イヤです」という顔ができず、悲しい笑顔で相手の要望に応えてしまうHSS型HSPは...

HSS型HSPは「自分より他人を優先する」

HSS型HSPはコンビニの店員さんに笑顔でお礼を言ったのに、無視される。レストランに疲れた顔のウエイトレスさんがいると、「何か優しい言葉をかけてあげなきゃ」と考えてしまって、食事の味がわからなくなる。料理を習いに行ったのに、参加者に気を使って、ちっとも料理の手順が頭に入ってこない。こんな感じで、何をやっても他人を気にして楽しめない理由は…

「乳児期の親とのスキンシップが脳に影響」

「自分よりも他人の気持ちばかりを優先してしまう」という心のクセは、「赤ちゃんのときの親との関係」が影響しています。人間の赤ちゃんは、生まれたばかりの頃は、動物とちがって自分で立てません。しかし、赤ちゃんのときに、親が大変な状態で、あまりかまってもらえないと、「世界が安全である」という学習がなされなくなってしまいます。すると、赤ちゃんは「精神的な余裕がない親を困らせたら大変なことになる」と敏感に感じとるようになるのです。

「赤ちゃんなのに気を使ってしまう!?」

「守ってもらえないかもしれない」と感じると、まだ赤ちゃんなのに、生き残るために気を使い始めます。人間は「群を離れたら野獣に食べられてしまう」という動物的な本能が備わっているからです。大人になっても、この傾向は続きます。本人は「生き残るために気を使っている」という自覚はありません。しかし、動物的な本能なので、「不必要な場面でも気を使ってしまう」「自分に不親切な人にまで親切にしてしまう」という行動を反射的にとってしまいます。すると、その動物的な本能が研ぎ澄まされ、人の気持ちにますます敏感になります。生き残るために他人に気を使ってがんばり続けなければならなくなってしまう。

繊細な人が人間らしい、自分らしい感覚を取り戻すには…

優しい、温かい言葉が必要。「怒ってもいい」「泣いてもいい」「愛してもいい」「別れてもいい」「君は自由だ」「自分を飾らずありのままの自分を受け入れてくれる人を大切にすればいい」

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