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4月の幸福の科学ニュース <HSUの迷走、新作ポエム、栗崎の転落...>

(追記) よく考えたら「栗崎愛子、還俗か」という噂が流れてきたのは、今月(2021年5月)のことでした。「4月の」ニュースじゃなくてすみません。

今年1月より、毎月Twitterに「今月の幸福の科学ニュース」という投稿をしています。その月に起きた幸福の科学の出来事をコンパクトにまとめ、教団の動向を振り返り、記録するための連載です。

そしてこの度、同シリーズをnoteにて掲載する事にしました。その方が詳細かつ、まとまった形で発信できるからです。また、日々大量のツイートが現れてはすぐ消えるTwitterと違い、後からの確認も容易でしょう。
それではどうぞ!

・幸福の科学学園の大学合格実績が発表。 那須校は東大、京大、早稲田ともにゼロ名

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(画像:月刊『幸福の科学』2021年5月号より)

幸福の科学学園高校の、第9期卒業生の合格実績が発表された。

例年より低調だ。那須校は開校以来、卒業生を9回輩出して来たが、東大、早稲田合格ゼロはそれぞれ2度目。両方が同時にゼロになったのは初だ。

それなのに、医学部医学科に5名も合格、しかも全員浪人生という”怪”の真相も気になる所だ。

なお関西校も東大・京大ともにゼロ。

・HSU、ますますおかしな方向へ突き進む。 これ以上、2世に「宗教教育」する気か

ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)の九鬼一プリンシパル(学長)は4月、声明を発表した。その内容からは、同ユニバーシティの”迷走”ぶりがうかがえる。多くの2世信者が通う同校で、一体何が起きているのだろうか。

HSU(千葉県長生村)は、幸福の科学が作った”大学もどき”。当初は大学として開校しようとしたが、授業で「霊言」を教えようとしたことが文科省に認められず、不認可となった。大学ではないので、卒業しても学位、つまり大卒資格は得られない。
去年、文科省に認可を再度求めたが文科省は難色を示したらしく、HSU側が自ら認可申請を取り下げた。

そのような中、九鬼プリンシパルは声明で、2021年度を「第二の建学」の年と位置付けてみせた。

では、そんな重要な年である今年、具体的に何をするのだろうか。同声明によると、
・HSUの卒業生が働く企業からの「評判・ご意見」をもとに、「仕事ができる人間」になるための教育をすることにした
・大川隆法の教えを生徒に教える授業を増やす。中には大川作曲の曲を学ぶ「音楽修行」や、「『宇宙の法』入門」も
・生徒に、教団への献金や「経典の頒布」(布教?)を実践させる授業を行う
という(要旨)。

評判・ご意見をもとに、ということは、つまり企業側から「お宅の卒業生、使い物にならないんだけど」という苦情が多数寄せられたという事だろうか。

また、「『宇宙の法』入門」は名前から察するに、大川隆法が説く宇宙人の教えに基づいた授業と思われる。
一体、こんな「オカルト宗教教育」と、「仕事ができる」ようになる教育は両立できるのだろうか。非常に心配である。

こんな授業内容では、大学というより「2世信者に教義を刷り込む宗教施設」だ。
それなのに九鬼氏は「『宗教的な真理をベースに教える大学が世の中に必要だ』と示すことで、次の認可申請に備えたい」という。大学認可の再々申請に意欲的なのだ。
むしろ彼にとっては、上記のような「宗教的な真理」(幸福の科学の教義や霊言)を教える授業を推し進めることが、再々申請に向けた対策なのだ。

大学認可を目指していると言いながら、むしろ上記のような「宗教教育」を推し進めるHSU。これでは認可は遠のくばかりではないか。HSU生はこれからも大卒資格は得られそうにないし、卒業後は幸福の科学の職員になるか、信者が経営する中小企業へ就職する以外に、道はほとんどないだろう。

・幹部職員から大転落? かつて大川に重用された美女「栗崎愛子」が還俗との噂

これまで幸福の科学では、若手の美人女性職員が、いきなり宗務本部(大川の秘書)などの要職に大抜擢されるという”怪奇現象”が起きてきた。

栗崎愛子も、かつて大川に重用された美人職員だった。常務理事や国際本部副部長、渋谷精舎館長などを歴任。

しかし、さる情報筋によれば2020年に変化が訪れた。栗崎は大川によって、「九尾の狐」という悪しき霊の生まれ変わりだと認定され、福岡に左遷されたそうだ。
”キツネ認定”の詳しい内容は、信者しか入手できない書籍『唐の盛衰と「九尾の狐」』上下巻にて説明されている模様。(画像)

九尾の狐2

筆者の調査により、信者の間では、おおむね下記のような認識が共有されていることが分かっている。
「大川隆法が元妻と離婚した後、栗崎は大川の妻になりたかったけれど、彼は別の人物(近藤紫央)と再婚してしまった。栗崎は不満に思い、紫央に生き霊を飛ばし紫央を円形脱毛症にさせたりしたので、左遷された」

そんな栗崎だが、ついに今月、信者の間で「還俗(教団を退職)したらしい」との噂が流れた。

原因の一つと思われるのが、幸福の科学が今月公開予定の映画『美しき誘惑』だ。この映画は、「画皮」と呼ばれる女性が”総理大臣候補”をたぶらかすというストーリー。「皮一枚の美」で異性を迷わせる霊に気をつけましょう、という啓発映画だ。

”性”がテーマという、幸福の科学らしからぬ設定には驚くほかない。
<こんな映画が作られた背景には、栗崎の騒動や、女性幹部職員の間での”隆法の奪い合い”がある。そして、ヒロインのモデルは栗崎である>と推測すると、話の辻褄が合う。
教祖が作った映画の、悪役ヒロインのモデルになってしまっては、もはや教団内に居場所は無いだろうから。

・映画「美しき誘惑」の予告編などが公開。胸元を大胆に開けた「妖魔」、気持ち悪い歌、東京正心館に悪霊...

そんな”いわく付き”映画の予告編が、YouTubeで公開された。

それによると『公開前から大反響!5カ国12冠』だそうだ。5月4日現在では、10カ国59冠に増えた。(映画公式サイトより)

筆者はTwitter上で、この予告編のおかしな点に突っ込みを入れた。

なお、5月14日に映画が公開され次第、筆者は視聴し、その感想をnoteでお届けする予定だ。

・新たな詩集「青春の卵」「私のパンセ」が発刊

大川隆法は、10代から20代にかけて、性的な比喩を多用した気味の悪い詩を多数編んでいた事で知られる。それらの詩の一部は、幸福の科学脱会者の間で通称「エロポエム」と呼ばれる、『青春詩集 愛のあとさき』に収められている。

そんな大川は、3月に『詩集 Leftover』、4月には『詩集 私のパンセ』『詩集 青春の卵』を出版した。こちらにも気持ち悪い内容が含まれているとの証言が、Twitterで寄せられている。<やや閲覧注意

(「残りカス」とは『Leftover』のこと)

・歯が欠けたおじいちゃん、タンバリン蝶ネクタイ男性... 信者らが強烈な『ウィズ・セイビア』合唱&踊りを披露

幸福の科学信者らが、大川隆法・作詞作曲の『ウィズ・セイビア』を合唱し踊った様子を、YouTubeで公開した。

右の蝶ネクタイ・タンバリンおじさん、左の歯が欠けまくったおじさんの強烈なインパクトが、脳裏から離れないこと請け合い。
カルト団体特有の滑稽な歌と踊り、固有名詞を連呼する歌詞は、オウム真理教を彷彿とさせられる。オウムは「彰晃、彰晃、彰晃、彰晃、彰晃」。幸福の科学は「はい、ヤイドロン、ヤイドロン、ヤイドロン、ファイト!」。
後者は、いわば”令和のガネーシャ体操”と言ったところか。

・スーパー「ラ・ムー」の大黒天物産で、新型コロナ22名陽性 社長は幸福の科学の熱烈信者

スーパーマーケット「ラ・ムー」などで知られる大黒天物産(東証一部)で、社員合計22名から新型コロナの陽性反応が出たという。同社が18日、ホームページ上で明らかにした。全員、岡山県の社員寮に住んでいた。

同社の社長は幸福の科学の熱心な信者として知られる。スーパーの名前も、大川隆法の過去世の一人とされる「ラ・ムー」からそのまま取ったとしか思えない。

大川は、信者に対し「新型コロナウイルスなど、エル・カンターレ信仰で吹っ飛ばせ!」と煽っているほか、「新型コロナウイルス感染撃退祈願」なども有料で提供している。それなのに同社は浮かばれなかった。
もっとも、同社は大企業であり、社員は信者でない人も多数いると思われる点は注意されたし。

吹っ飛ばせ

(画像:月刊『幸福の科学』2021年4月号より。強調は筆者)

話はそれるが、寮生活といえば思い出されるのは幸福の科学学園である。筆者既報のとおり、全生徒が寮に暮らしているにも関わらず、去年12月までに休校などの措置は一切取っていない。(関連記事:

さらに同学園では、生徒がマスクをせず至近距離に集まり、校長がカレーをふるまっている。(画像:学園ホームページより。2020年12月の様子)

学園カレー

学園カレー2

学園カレー3

こんな運営状況では、生徒らの健康と感染リスクがとても心配だ。
県や文部科学省は、同校への行政指導などを検討すべきではないか。

※本記事は、幸福の科学関係者への「コロナ差別」を煽るものでは決してありまん。筆者はコロナ差別に反対です。
ただし、科学的根拠を示さずに「祈願で信者のコロナが治った」などとうそぶいて、信者の健康と命をもてあそんでいる大川隆法にも反対です。

・気鋭の陰謀論者「改憲君主党」が、及川幸久とモメた。

すみません、詳細は割愛します。

・百田尚樹が幸福実現党を応援するかのようなツイートをした

筆者既報のとおり。

・Twitter上で「HSU生に”性の乱れ”がみられる」との情報が複数寄せられる

こちらも割愛。

・「フィナンシャル•タイムズ」に取り上げられたことを自慢する大川。 その記事にははっきり「カルト」の三文字が踊っていた

おまけ 4万「いいね」獲得! 今月もバズった幸福の科学

Twitterでは、一般人が幸福の科学をネタにしたツイートが、万単位の「いいね」を獲得することがよくある。そして、今月も—!

その投稿がこちら。(厳密には3月27日のツイートですが、まあそこはご愛嬌)

 

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