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蛙化現象は、自己肯定感の低さから発生!?

蛙化現象という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?

蛙化現象……好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることが明らかになると、その相手に対して嫌悪感を持つようになる現象を指す心理学用語。

Wikipedia『蛙化現象』

蛙化現象はグリム童話『かえるの王さま』の内容から命名された言葉で、好きだった相手に対して急に「えっ…なんか無理」と思う心の動きを指しています。

突然ですが、AouekoさんのTwitterで、かわいいカエルちゃんを見つけたので、おそすわけ。


蛙化現象が発生する要因

蛙化が起こる要因は

①自己肯定感の低さ
②異性を理想化しすぎる
③性的な対象に思われるのが苦手

などがあるそうです。

中学校時代のあれは蛙化!?

以前スタエフでも少し話しましたが、小学校から思春期にかけてほとんど色恋の甘酸っぱい話のない僕ですが、かろうじて「あれは蛙化だったのかも?」という思いでがありました。

小学校時代に隣の席にいたOさん。スラリと背が高く美人で勉強ができて学級委員を任される、しっかりした女の子でした。

この前、久々に小学校時代の友達に会ったんですが、僕に対して彼がどんな印象を持っていたか尋ねると「マニアック」「マイペース」という返答をいただきました。

小学校時代の僕は、クラスの隅でよくわからないことに熱中しているマニア気質の少年だったのですが(今もあんまり変わってない…笑)、僕はその頃、ハマっていたことがありました。

それは隣の席のOさんを笑わせること。シャイボーイだったので、大声でボケたりするタイプではなかったのですが、ボソッと隣の席にいる人に聞こえる音量で、シュールなことを言うオタクな少年でした。

確か小学校6年生だったと思いますが、算数で「てこの原理」を教わりました。

僕の中で「てこ」という言葉の響きがツボで、独自で考えた「てこ遊び」にハマっていました

イメージしていただけると嬉しいのですが、まず左指を自分の胸あたりに水平になるようにピンと伸ばします。

左指と直角になるよう鉛筆をクロスさせ、鉛筆の中心を左指の第一関節あたりに合わせます。この交差している部分が、支点に該当。

で隣の席にいるOさんの肘に鉛筆の先端を当てます。Oさんの肘に当たっている鉛筆の箇所が作用点ですね。

力点は、僕側に向いている鉛筆の先端。僕が鉛筆を下へ押すとシーソーの原理で、Oさんの肘が少し浮き上がります。

書いててややこしいのですが、こんな感じの状態を作った僕はよく「てこの原理!」と言って、Oさんの肘を持ち上げるにてこ遊びにハマッていました。

今、振り返ると「何がおもろいねん!」ですが(笑)、小学生の笑いのツボなんてそんなもの。

Oさんは僕のてこ遊びに付き合ってくれて、いつもカラカラ笑ってくれるので、これが純粋に嬉しかったんですね。

僕は人前に立つのは苦手ですが、人を笑わせるのが好きな少年でした。

優しく接してくれるOさんに人間的な好意を持っていたのですが、恋愛感情などはなかったと思います。

さて時は流れ、思春期に入ります。

中学生になった僕は、サッカー部だったのにサッカーはろくにせず、昆虫や爬虫類の採集に明け暮れていました。

Oさんとは中学校になってから、違うクラスになったと思うのですが、ある日友達が僕にこう告げました。「Oがお前のこと好きやという噂が流れてるで」と。

そのとき僕がまず思ったのは「Oさんが自分のことを好き!? そ、そんなわけあるかい!」でした。


自他の評価の不一致で蛙化現象が起きる!?

中学生になった僕は自分のことを虫取りばかりしてるモテないヤツみたいに認識していたと思います。

一方のOさんは、学年でいつも上から5番に入るくらい勉強ができて、学級委員を任される人。

ヒエラルキーでいえば、「お嬢様と召使くらい違うぞ!」と感じていたかもしれません。

そのあと、Oさんと会ってもなんかギクシャクしてしまい、うまく接することができなくなりました。

今回振り返って思ったのですが、僕は恋愛も相手から好きになられるより、こちらが好きになって成就するパターンの方がしっくりくるタイプのようです。

思うに蛙化現象は、自己評価と他人から見た自分の客観評価のズレが引き起こすのではないでしょうか?

もし「ケロケロと蛙化現象をした経験があるよ」って方は、コメント欄で教えていただけると助かります。


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