ジェラシー満載!?地元の先輩が長嶋巨人にドラフトで指名された際の周囲の反応
先日、プロ野球のドラフトが行われた。
ドラフトの報道を見ていて、彼を思い出した。
昔、一緒に遊んでおり近所に住んでいたEさん。
彼が読売ジャイアンツに指名されたことを。
Eさんは、僕よりも確か3歳年長だった。
僕の子供時代は、ファミコンが出始めていたが、まだ外で遊ぶ機会が多かった。
同学年だけでなく、違う学年の人たちも交えて遊んでいた。
体の大きいEさんは、昔から身体能力に優れていた。
ただし勉強は苦手そうだった。
僕が中学に行って以降は、顔を合わす機会が減ったが、ある日、Eさんが話題に上った。
彼がドラフトで指名されて、ジャイアンツに入団したのだという。
しかもそのときの監督はミスターこと長嶋茂雄氏だったのだから、なおすごい。
数千万円の契約金を手にして、長嶋ジャイアンツに入団した彼。
このときEさんのことを知る人たちの反応が興味深かった。
素直に「巨人へ入れるなんてすごい!」と称賛する人もいれば、「ドラフト1位じゃないんやろ? ほな大したことないやん」と嫉妬する者も。
中には「俺はあいつより学校の成績よかったけどな」と全く筋違いの張り合いをする者もいた。
思春期の男の子なんて、こんなもので僕も含めてみんな幼かった。
称えられる妬まれるというのは、目立つ者の宿命かもしれない。
残念ながら怪我で活躍できなかったEさん。
彼が地元の関西へ戻ってくると、心無い陰口を口にする人もいた。
失意のEさんはしばらく家に引きこもっていたが、その後、別の形で脚光を浴びることに。
パチプロ集団の梁山泊に入り、プロギャンブラーとして活動を始めたのだ。
それに対し賛否の声が上がったが「おもろい人生を歩んでるなあ」と僕は顔が綻んだ。
その後の彼がどういった人生を歩んだかは知らない。
思い切った行動ができるEさんのことだから、きっと面白い人生を歩んでいるだろう。
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