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たまちゃんとの思い出
「ちびまる子ちゃん」は初連載から読んでいた。「りぼん」という少女向けのマンガ雑誌を読んでたら、ある日連載が始まった。ほんわかした絵とは裏腹のシュールな話が面白く、「りぼん」が発売されるのを毎回楽しみにしていた。
ちびまる子はどこか私に似ていた。私みたいな子が他にもいる、そう思ってほっとしたのを覚えている。
そして私にもたまちゃんがいた。今まで5人はいたと思う。みんな仲良くしてた時期が違う友達。
私のたまちゃんは、メガネをかけてたり三つ編みしてたり、みんなそれぞれ違ったけど、芯の強い、しっかりもの。困ったときにそっと私を支えてくれた。どれだけ救われたか分からない。親友とは限らなかった。友達としてちょっと距離があっても、心地のいい距離感だった。
歴代のたまちゃんは私を助けてくれたけど、私は果たして、たまちゃんの助けになれてただろうか。
次にたまちゃんが現れたら、今までの恩返しがしたいな。
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