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同調圧力で生まれた子の末路

私は「子供を欲しい」と思ったことがない。

かと言って子供嫌いではなく、仕事に生きているわけでもない。
母性本能の欠如?
いやそんなことはない、ペットへの愛情は惜しみなく注いでいる。

「子供が欲しい」という本能がないのは、育った環境が原因の一つだと思っている。

うちの両親はあまり子供に関心がないタイプだった。
最低限の養育だけをしている感じ。
特に母との関係性が薄く、子供ながらに「苦しい思いをして産んだ子なのにどうして可愛がらないんだろう?」と不思議で仕方なかった。

おそらく「結婚出産は当たり前」という時代の同調圧力で、子供を持った夫婦なのだろう。
後に父は家族を捨てるし。。。

両親を見ていると「子供がいて幸せ」という雰囲気はゼロだった。

小学生の頃から
「しぶしぶ子供の面倒をみてるんだな」
「子供は金銭的に負担なんだな」

と感じていた。

なので子供がいる平凡な家庭に、憧れを抱くことがなかった。

むしろ子供である自分自身を「所帯じみさせるモノ」という感情が芽生えていた。
当時は子供のいない夫婦が、永遠の恋人という感じでとてもスタイリッシュに見えた。

同級生のお母さんたちはみんな「ちびまる子ちゃんのお母さん」みたいな感じだったので、「子供がいるとダサいおばさんになっちゃうんだ」と思っていた。
今でこそおばさん化は、子持ちかどうかに関係なく、本人の努力次第とわかるけどね。

同調圧力で「産むのが当たり前」と子供を持った親でも、ちゃんと愛情を注いで育てている人が大半だと思う。
でもうちのような親に育てられると、子供はこじれまくった大人へと成長するリスクあり。

親としては「成人まで育ててやった」とドヤ顔してるかもしれないけど、子供としては生きづらさを抱えて何十年も生きるのは結構しんどい。
体だけでなく、心の健康にも注目して子育てしてほしかった。。。

私は自身が失敗作という自覚があるからこそ、人を育てることはすごく大変だし責任重大だと感じる。
それなのに誰でも産むのは自由で、無知なまま育ててしまえる世の中が恐ろしい。。。

そりゃ子供の悲しいニュースが後を絶たないわけだ。

なぜ養子の里親さんのように、一定の審査を設けてくれないのだろう。
子の「命」より、親の「権利」の方が大切ということ?


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