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ZOZQ 『サブタレニアン・ヘルツェゴビナ』 - 35.6℃

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いろんな場所で体温を測ることが増えたけど、いつも35度台なんだよね。たまにエラー表示、出ちゃったり。

それはそれで、どうなんだろ??っていつも思っちゃうんだよね。

おっと!『ZOZQ』がリリースされて、約2週間。もう聴いてもらえたかな??

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これはアルバムリリース前に色校チェックで自宅に届いたもの。中央の表1以外のページが互い違いになっていて不思議だよね。ブックレットのホチキスを外してごらん!こうなるから!

最近は12/3公演や弾き語りのリハや準備をしていました。

今夜はそれも終わって、ひさしぶりにnoteを書きたくなって『ZOZQ』収録の『サブタレニアン・ヘルツェゴビナ』を軸に書いていこうと思います。

『サブタレニアン・ヘルツェゴビナ』は今回、一番最後に完成した楽曲でした。
アルバム・レコーディングの1,2週間前にメンバーに初めて聴かせたくらいだから、本当にギリギリだったと思う。

髭のリハーサルは新曲リハでもライブリハでも、だいたい昼に集まって、夕方には終わる。ルーティンって訳でもないんだけど、そのリハーサルの一時間前にはその日、スタジオで触りそうな曲を軽く自宅で弾いてから出掛ける。

ある朝、リハーサルの為になにげなくギターを手に取ったら、スルッとこの曲が書けたんだよね。あれ??って感じで。
その日のスタジオでメンバーに聴かせて、盛り上がればニューアルバムにまだ間に合うかもしれないと思って、その一時間で急いでまとめて。

最近はライブも少ないから、バンドリハも少ない。結果的に新曲はゆっくりデモを作ってからメンバーに聴かせる事が多くなっていた。そんな中で昔ながらの、というか、メンバーの前で弾き語って聴かせる今回のような新曲披露はひさしぶりの事だった。

曲もメンバーに気に入ってもらえたようで良かったし、それに各自のインスピレーションでアレンジしてもらえたのも良かったと思う。

デモを作ることにはメリット・デメリットがある。

メリットは、しっかり自分のイメージをメンバーに伝えられる事。時間をかければ、デモを細部まで作り込む事ができる。

デメリットはデモを作り込めば、作り込むほど、メンバーがアレンジする隙が無くなっていく。

もうひとつ!
そのデモ音源の初期衝動や感動を、本番のレコーディングで超えなくちゃいけなくなる。

デモの方がなんか良かったぁ🥺なんて、レコーディングの現場ではあるあるだと思うけどね。だから、デモの作り込み過ぎはご法度なんだよ。または本番で使うつもりのデモなら、それでもいいんだけどね。

このあたりは難しくて、
デモを作っていると楽しくなって、ついつい作り込み過ぎてしまう。結果的に自分のイメージを固める事は出来るけど、やり過ぎてその曲を完成させてしまうことで、後でバンドでアレンジする醍醐味を失ってしまったりする。

長くなったけど、そういった意味において、デモを作らなかった『サブタレニアン・ヘルツェゴビナ』はひさしぶりに"せーの"でバンドでアレンジする事ができた、プリミティブな楽曲だったと言える。

"歌もの"としてメロディははじめからしっかりしていたから、この曲は構成についてのみ、話していたように思う。

はじめのBメロ「髪が伸びたって 君が言うよりは〜」ってパートは5小節なんだけど、こういうのって自分の変な節(ぶし)っていうか、ナチュラルにこういう回しになっちゃう時があるんだよね。バンドにこの構成を説明した時にみんな最初は「?」って感じだった。

あと聞かれたのはやっぱり『サブタレニアン・ヘルツェゴビナ』
このタイトルについて。

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