見出し画像

Nice Song Avenue #2 Music,Dance&Love / Original Love 〜2023年ライブ初め(後編)〜

2023年様々なきっかけで出会い耳にした素晴らしい楽曲とそのエピソード紹介する、Nice Song Avenueというこちらの企画。

2曲目は
Music,Dance&Love / Original Love
です。

前回は、今年初ライブで羊文学を観て、良いなと思った曲について紹介しました。
今回はそのライブの後編、Original Loveのステージから1曲紹介させて頂きます。

羊文学のステージ終了後約20分の転換を経て、Original Loveの登場。
しかし田島貴男さんのマイクのセッティング位置がとても高い・・・
本当に田島さんと、KIRINJIの堀込高樹さんのステージを観に行くといつもマイクの高さが気になってしまう・・・そしてその高さがちょうどいいという・・・デケえ・・・

さて話は戻りますが、Original Loveの演奏。
実は今回このライブに行きたい、と思うきっかけのひとつにあったのが、Original Loveが昨年リリースしたアルバム『Music,Dance&Love』があまりに素晴らしかったことにあります。
オリコンでも上位に食い込んだらしく、ライブでも田島さんは喜びを爆発されておりました。笑


20作目だと…

そんな新作から今回紹介するのはそのアルバムの表題曲『Music,Dance&Love』です。

最初にこの曲を耳にしたのはj-waveを聴いていたときでした。
ラジオ特有の何の前触れもない曲の流れ始めから、数秒聴いたところで持った印象は


「しぶーーーーーーーい!!!!!!!」


男前なサウンドで、古臭くもなければ新しすぎず、耳にスルスルと入ってきて自然と体が揺れる。
ラジオから流れる曲で心と体が突き動かされるのが久しくて、とても嬉しくなったのを覚えています。

今日聴けるといいなあと思っていたところ、中盤で披露されました。
イントロはギター・ベースがユニゾンする低いリフ。そこにドラムの8ビートが乗ってきます。
Aメロの入りでいきなり11度なのも激シブですが、ドラムが8ビートで跳ねる中曲全体で展開があまり派手ではないことが、心の奥底から情熱がジワリジワリ湧き上がってくるような興奮を掻き立ててきます。
そして歌詞も情熱的。しきりに以下の言葉が繰り返されています。

"音楽を止めることはできない 邪魔されても知らぬふり"
"音楽を奪うことはできない どんな圧力がかかっても"

コロナ禍で「音楽」というものが非常に苦しい状況に立たされました。
奏でる人も、聴いて楽しむ人も、その場を作り上げる人も。そんなやりきれない気持ちを抱いた苦しい時期を少しずつ抜け出し、だんだんと音楽の持つ本来の姿を取り戻しつつある希望を感じたこの瞬間を、
輝かしい昇華でも八つ当たりでもない、自分たちの故郷を取り戻し凱をあげるかのような、こみ上げる感情をクールに歌い上げているのがとてもカッコいいです。


この感じは田島さんにしか、Original Loveにしか出せない
『Music, Dance&Love』アルバムも非常に素敵なので、ぜひお聴きください!

さてライブはといいますと。
そんなニューアルバムから数曲披露しつつ、羊文学の塩塚モエカさんとは『プライマル』をコラボしました。
この『プライマル』も・・・とても素敵でした。イントロからプライマルだ、と分かったときの嬉しさや、モエカさんの歌い出しがとても優しく柔らかく自然発生的に起こる拍手・・・そして田島さんとモエカさんの完璧なハモリ!
プライマルはボーカルのメロディーラインが非常に複雑で、一朝一夕ではとても歌えないはずなのですが、こちらもモエカさんご本人にリスペクトがあったのだろうか?と思わんばかりの完璧な歌いこなし。
おかしい。これも田島さんにしか出せない色っぽい歌のはずだったが、こんなにも艶を出せる方が他にもいたとは!

田島さんがライブの始まりに「もう倍くらい年齢が違うんだけども、非常にクールなサウンドを奏でるんだ!」と羊文学のことを楽しげに紹介していたことも十分に頷ける。
ぜひまたどこかで共演があるといいなと思います!

かくして、2023年初ライブは大満足・・・

(おまけ)
会場はZepp Divercityでしたが、モノレールも大満足でした。笑
久々に乗ってみると、楽しいもんですね。


一番前。子供かて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?