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我が家のバイリンガル子育ての軌跡 #3〜現地小学校二校目〜

引き続き、渡航後1年でどんなふうに英語力が伸びたかについてお話しします。今日は、州内で引っ越し・転校を経験して新たなステージに踏み出したモモとララについて。


州内でお引っ越し

さて、全く英語が話せない状態からスタートして徐々に友だちができ、クラスにも馴染んできた一校目の小学校だったが、2023年夏、私のカレッジ進学に合わせて州内で引っ越しが決まり、転校せざるを得なくなった。

夏休みに入る前の最後の登校日。お世話になった先生方にご挨拶し、モモもララもお友だちにさよならを言った。二人とも、せっかくできた友だちと別れる時はつらそうで、長期休みには必ず会わせることを約束して都市部を離れた。

二校目の小学校

引っ越し後は、地域に一つしかない現地小学校に通うことに。
小さな集落が広い範囲に点在するため、地域の四方八方からスクールバスに乗ってくる子が多い。登下校時は 8台のスクールバスがズラリと並ぶ、予想以上の「マンモス校」だった。

9月の新年度に合わせて入学できたことや、英語力が当初よりも上がったことから、一校目の時より、モモもララも落ち着いているように見えた。モモは G4(小学四年生)のクラスへ、ララは G2 (小学二年生)のクラスへ。

モモの先生

モモの新しい担任の先生は50歳前後の、物腰柔らかな男性の先生。明るく、スポーツ万能で背が高いこの先生も一校目のモモの担任の先生と同じく生徒に絶大な人気がある。そして同僚の先生方からも近所の人からも慕われる、マルチな人柄だ。

モモに対してクラスメートたちがネガティブなことを言うこともしばしばあるようだが、モモの先生はそういう子たちをしっかり注意してくれるようだ。モモはその先生の言動に救われている。

ララの先生

ララの担任の先生は、中堅のベテラン先生といったところの女性の先生で、実直で規律を重視する。男の子たちがうるさくすると厳しく怒るが、先生の話をきちんと聞ける子には優しい。

ララとはお互いに気が合うようで相思相愛だ。夕食の時に「学校はどうだった?」と聞くようにしているのだが、毎日のように「good!」と返ってくる。カナダに連れてきて本当によかったと思える瞬間だ。

外国に行ったことのある先生

モモの担任の先生は、香港にかなり長いこと滞在して英語を教えた経験を持っているとのこと。一校目の時にも思ったが、カナダの外に出て別の国に住んだことのある先生は、先生方の中でもとりわけ外国出身の生徒への理解が深い。

特に多いのは中国、韓国、台湾に行ったことのある先生(残念ながら日本へ行ったことのある先生にはあまり出会わない)で、東アジアの言葉がいかに英語とかけ離れているか、外国語を習得するのにどんなに苦労しなければならないか、分かってくれる感じがする。

敏感ちゃん HSC にとっての先生の存在

敏感ちゃん HSC にとっては担当してくれる先生との相性はとっても大切だと思う。上記のように、留学生に対し理解があるかどうかは運命の分かれ道と言っても過言ではない。

実際、カナダで知り合った日本人のご家族は、お子さんが敏感ちゃんだったのだが、その敏感さについて小学校の担任の先生からの理解がなかなか得られず、お子さんも学校に行くのを嫌がるように。結局予定よりも早く帰国せざるを得なくなった。

モモもララも、今年度 (2024年6月末まで) は幸い先生方に恵まれているので、おそらく完走できると思う。しかし来年度(2024年9月〜)は基本的に先生が変わると思うので、今後どうなるかは未知数だ。親としてもしっかり見守っていきたいと思っている。

まとめと次回予告

今回もお読みいただきありがとうございました!
敏感ちゃん HSC にとって理解ある先生の存在や安心できる環境がとても重要です。これは運次第というところもあるので、あまり無理はさせず、休みたい時には休ませています。

モモからは毎日のように学校でのネガティブな話が出てきますが、帰宅後に全て吐き出させ、気分的にスッキリできるよう心がけています。

二校目の小学校にいつまでいられるのかわかりませんが、子どもたちにとっても私たち親にとっても貴重な経験をしていることは間違いないので、一日一日を大切にこれからも過ごしていきたいと思います。

さて次回は、引き続き、「我が家のバイリンガル子育ての軌跡 #4」をお送りします。お楽しみにー!

前回記事はこちら:

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