結局は掴めない。

すごく久しぶりの投稿になってしまいました。note熱が冷めていたわけではなかったのですが、脳みその中身が違うとこに容量が取られていて。こうしてみると、ブロガーさんや、毎日かかさず投稿している方のパワーって本当にすごいなと思う。ブログネタが思いつかないわけではなかったんだけど、アウトプットする力がなかなか出なかったわけで‥。継続とは、簡単なものではないのだな‥と改めて感じています。

さて、題名の本題の事ですが、以前イケハヤさんのブログで私たちは結局は市場を掴みきる事は出来ないという内容の記事を読んで、日本屈指のブロガーでもそうなんだって思った事があった。

ここ最近、お仕事を辞めてからブライスの服の販売を中心にやってみているんだけれども、何が売れるのかっていうのは本当に分からない。時間をかけて念入りにデザインし、一番のお気に入りの力作がまだ売れ残っている。一方、余った布を組み合わせてラフに作り上げたり、シンプルな作りの物の方がすぐに売れたりもする。売るという事は自分の好きなものを作るという事が何よりも大事だけれども、一方でニーズを考える必要があるわけで、小さな個人売買でも市場といううねりのある得体のしれない存在を相手に知恵を絞る必要が出てくるのだ。

以前働いていたお店は全国チェーン店だったので、ありとあらゆるマーケティング戦略が次から次へと通達されてきて、私たち販売者はそれに従って売るという行為を行ってきた。多分、上層部が練りにねってきた戦略なんだろう‥が、的を得ているとは言いづらいものが多く、現場を知らないものが市場を掴むのは難しいのだなとつくづく感じた事がある。

話は少し違うのだけれど、昔息子に、「雨って少し上から見てると全部違う軌道を通って地面に落ちるんだね。同じ所に落ちても一緒の道を通るとは限らないし、同じに見えるのに全部違う。」と言われた事があって、これって市場の話と少し似ているなと思った事がある。そこまで注視して見なければ全部同じように見えるのに、実は全部が違う軌道を通って地面に落ちる。私たちはついつい結果だけを追い求めがちだけれども、実は違った視点から全体を見る必要がある。降る、軌道、地面に落ちるという事象を、一枚の紙のように捉える感覚も大事なのだなと思う。

市場や、景気、経済に関しては色んな頭のいい人達が研究し色々策を練っているわけだけれど、目に見えない所でうねり、ときどき触れたりきまぐれに去っていってしまう存在は、私たちはもっとラフに気楽に付き合うべきものなのかもしれない。

何故わたしがうねりだと感じるかというと、洋服の販売をしていた時、販売員を経験した人はみんな分かると思うんだけれども、お客さんってまとまってやってくる場合が多い。込み合ったかと思うと空いている時間がやってきて、また待ち合わせでもして買いにきているのかと思うほど店内が込み合ったりする。それはランチの時間の後だったり多少なにかがあるのだけれど、人って見えない力やリズムに支配されているのだなと感じる事が出来る。

結果が同じでも通ってきた軌道は違うのかもしれないし、結果がえられなくても、それは今まで成功を捉えてきた軌道なのかもしれない。

今日お風呂に入っていてふとそう考え、ここにメモしておこうと思ったのでした。。




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