見出し画像

❒ mouse on the keys_最後の晩餐

この曲マジで「最後の晩餐」ですよね…

❒ mouse on the keys
「世界で最もシンプル且つ洗練されたサウンド」
ドラム&ピアノ二台の3ピース、ロック・インスト・バンドです。
キレキレのドラムと美しいピアノの旋律のみで構成された、圧倒的な表現力と芸術性が特徴です。
※私は「強固で不動」「静かで冷たい」鉄やコンクリートな世界を感じます。

❒ 自由なリズム「変拍子」
音楽は「8ビート」(どん たん どんどん たん)
と言うような、偶数の拍数が基本とされていて、世の中の9割以上の音楽は4や8といった、割り切れるリズムが使われています。
それに対し、この曲は7ビートを採用しており、一小節を7分割したリズムになっています。
 変拍子は比較的珍しいリズムフォーマットなので、慣れていない方には、何がなんだか分からない、騒がしい音楽に聞こえてしまうかもしれません。
そんな方はピアノのメロディーを追いかけてみて下さい。
まるで歌のようなストーリーのある美しいメロディが聴こえるはずです。
7カウントで首を振ってみるのもいいでしょう。

❒ 印象派
この曲の何が好きかって、私の場合ははやり「頭の中で映像が浮かぶほどの表現力」ですね。
音楽にはいろんなジャンルやカテゴリーがありますが、mouse on th keys は「クロード・ドビュッシー」が提唱した音楽の一つの概念「印象派」に分類されるのではないかと思っております。音そのもので、景色や感情を表現しているのだと思います。

実際、「最後の晩餐」を目の前にした男の恐怖、葛藤、心境を感じるんですよね、本当に見えるんですよ。
これを初めて聞いたのは専門学校に通っていた時だったんですけれども「あ、すごい、めっちゃ最後の晩餐だ」と思いまして、あの衝撃はあれ以来ずっと胸に刻み込まれております。

❒ 印象派、提唱者「クロード・ドビュッシー」
「水の反映」
いやめっちゃ水〜!!!!反映してるぅ〜!!!!

”印象”って神秘ですよね。
共感覚というのでしょうか。
作り手にとっての印象を表現したものが、聞いてる人にも”伝わる”というのは、潜在意識、深層心理のイメージは人類に共通している、アルゴリズムなのかもしれません。

「最後の晩餐」はそんな表現の神秘を感じる一曲でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?