どうなってしまうんだろう。

恐れていた事態がどんどん起きてきています。2月の上旬に県の新人戦が行われて以降、春のブロック大会、春季大会と、その後の全ての大会が何一つ行われることなく、ことごとく中止となってきました。そして一昨日、岩手県、千葉県では高校総体の正式な中止が発表、私が住んでいる県でも「緊急事態宣言発令期間中の県の主催大会を全て延期、または中止とする」とブログにアップされています。

2月上旬に行われた県新人戦。シードで2回戦から登場した私の指導するチーム。危なげない試合運びで何とか準決勝まで進みました。そして、もともとこのチームに勝つために練習を積んできた相手、O中学との対戦。結果はフルセットの敗戦だったものの内容は完敗。エースのW君の敗戦直後の涙は今でも忘れません。泣いて泣いて泣きまくっていた彼の目は本物のエースになれる目でした。この子となら全国に行ける。夏には県を取れる、私は確信しました。そして少しずつですがチームとしてもまとまりが出てきたり、個々の能力も確実にアップしてきました。なかなか地区大会や練習試合すらも組めず、「中総体での一発勝負、一発リベンジかな?」、私自身もそして選手たちもきっとそう思っていたのではないかと思います。なかなか力試しの機会が持てず、気持ちの持ち方も難しい中、彼らはよく頑張ってくれていると思います。甘やかしや贔屓目を抜きにしても本当に彼らは頑張っています。それはきっと「バレーが大好き」だという気持ちがあってこそのことだと思います。新人戦での敗戦以降、リベンジへの強い気持ちで頑張り続けてきたこの子たちの思いをぶつける為にも、無観客でも時期をずらしても構わないから大会を開催してほしいと思っています。

子供たちの健康、命に変えられるものなど何もありません。ですが、この子達のこの頑張りであったり、仲間たちとの強い絆をぶつけることができる舞台に変えられるものも中総体の他何もありません。方法は1つ、この今の状況が落ち着いてくれることのみ。私には私のできることを続けていくのみです。

どうか、この状況よ、落ち着いてくれ。。。

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