ガンバ大阪元社長の野呂さんの在りし日の思い出
ガンバ大阪の元社長であった野呂輝久氏が逝去されました。
社長だった時期ももう何年も前ですので、最近ガンバサポーターになった人は知らない方もいると思いますが、現在のガンバ大阪にとって恩人と思わずにはいられない社長でありました。
ガンバ大阪の新スタジアム建設のプロジェクト本部長になるためガンバに入られたのだと思いますが、2012年シーズンのまさかの低迷、そしてJ2降格により、当時の金森喜久男社長が責任を取って退任され、J2で迎えた2013年からは社長に就任。新スタジアム建設を推進しつつ、長谷川監督の下で戦うガンバ大阪を経営していくというミッションを遂行されました。
2014年にはJ1昇格即三冠という偉業も達成し、2015年秋には新スタジアムが完成。翌年から新スタジアム利用開始となりましたがその年に社長を退任されました。
個人的な思い出としては、やはり新スタジアム絡みになりますが、2015年秋に完成したとき、寄付したサポーターとして落成イベントに参加出来ました。ゴール裏の座席にも入れましたが、ピッチ側からマイクで、あの軽妙な語り口で冗談を交えながらお話されていた姿を覚えています。
その前年、2014年のナビスコカップ決勝は埼玉スタジアム2002で開催されましたが、まだ寄付金募集中と言うこともあり、スタジアム内のガンバ側コンコースにも募金ブースが設置されていて、そこでも野呂社長がニコニコ笑顔で呼びかけていた姿も印象的でした。
旧万博スタジアム時代には、試合前にスタジアム内外でも頻繁に見かけましたし、現場にいることが大好きな方だったのかも知れません。
ガンバ大阪の歴史にとって重要な方でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。
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