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タッチタイプによって思考を正確に文字化出来るのと同様なサッカーのルックアップ

インプレス社のPC Watchに連載されている、山田祥平さんのRe:config.sysというコラムがあります。Impress Watch自体を毎日チェックしているので、このコラムも好きでよく読んでいるのですが、先日のコラムでハッと気付かされる箇所がありました。

電子の紙の錯覚
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1252723.html
タッチタイプは正確に高速に入力することをめざすテクニックではない。キーボードと画面の視線の往復を回避するテクニックだ。結果として正確で高速になるだけだ。というのも入力中の画面から目を離さなければタイプの間違いにその場で気がつき、すぐに修正ができるからだ。だから正確に入力することよりも、間違ったらすばやく修正できることが重要だ。

タッチタイプの達人と聞くと、ものすごいスピードで文字を入力することが出来るというイメージが容易に湧きますが、別にタッチタイプは職人技ではありません。文字を入力するためのものですし、それは鉛筆やボールペンや筆で文字を書くのと目的はほぼ同じです。そしてペン字や書道でも上手い人と下手な人がいるのと同じように、タッチタイプが上手い人と下手な人がいるのです。

自分の思考スピードを妨げないレベルで正確に打ち込めればいいわけで、速さそのものは最重要ポイントではありません。何を入力するのかによって必要とされる速度は異なります。また打ち込む文字・数字・記号も異なります。熟考しながら入力するのであれば速度は必要ありませんが、引用したようにタッチタイプなら視線を移動しなくても間違いに気付いて容易に訂正出来ます。スマートフォンでは画面上にキーボードが表示されるので視線移動が少ないですが、パソコンの場合は画面とキーボードが分離しています。デスクトップパソコンなら30cmは離れています。

タッチタイプ出来ることで、視線の移動が不要になり、首が疲れず目も疲れず、思考を文字に変換する妨げが減ります。結果的に文字入力が速くなる、ということになります。

前述のコラムを読んだときに思ったのが、サッカーでボールを足下で上手にコントロール出来れば顔を上げて周囲を見ることが出来て、結果的に余裕を持ってプレーできます。中田英寿の登場で一般人にもよく知られるようになりましたが、ボールを見ずにコントロールできれば視線を移動させずにプレーできますので、これってタッチタイプの理屈と同じだなあ、とふと思いました。そして上手い人と下手な人がいるのも同じですね。

そこまで考えて、そういったプレーが出来るヤットを思い出してしまい、またスタジアムで見たくなりました。ようやく、Jリーグも6月末での再開の見通しが出てきましたが、最初は無観客でしょうね。やむを得ません。シーズンチケットもあるのに客席を等間隔で空けて座らせるというのも非常に難しいでしょう。

最初のうちはDAZNのみでの観戦になるのはやむを得ません。サッカーのある日常が貴重ではない状態に早く戻ってほしいものです。

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