過保護はダメだけれど危険の放置はもっとダメ

以前にもnoteに、運動会での危険な組み体操を続けるのは間違っている、と言うことを書きました。

ニュースではたびたび報じられるようになりおそらく減っているのだとは思いますが、今度はピラミッドではなく別の組み体操での事故が起きているそうです。

組み体操「人間起こし」全国で事故多発 専門家「非常に危険」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191120/k10012183961000.html

別にピラミッドがピラミッドだからダメなのではなくて危険だからダメなはずですが、結局は運動会での危険性は無くなっていないようです。

そもそも運動会はわざわざ危ない競技・体操などをしなくても勝手に怪我する生徒が出てきます。私自身、中学生の時に棒引きという競技で同級生が足の上に乗ってきて骨にヒビが入りました。当日はそれほど痛くなかったのですが、翌朝とんでもなく腫れていて病院に行ったら折れていることが分かり、完治するまで3ヶ月くらいかかりました。

運動会に限らず、運動・スポーツなどをやっていれば必ず怪我はあります。それを以下に減らすかということが重要ですが、学校の現場でそれが本当に考慮されているのかどうかが、この組み体操の問題を見る限り怪しく思えてきます。

危険なことをやるにしても、努力や根性だけで克服させるのではなく文明の利器も使うべきです。そもそも半袖短パンとペラッペラの帽子だけで運動会の一から十まで全ての競技を行うことは本当に正しいのでしょうか?

何が何でも生徒達に組み体操させたいなら、膝当て・肘当て・ヘルメットとかも付ければ怪我は減るはずです。昔からそうだからこのままでいいというのは思考停止です。だったらチョンマゲ結って刀差して歩くのかお前、と言いたい。

そもそも危険な組み体操をしなくても生徒達の団結力や達成感を示す方法はあるはずですが、それを目指さずに怪我が起きやすいものを選択するのはどうかと思います。本当に必要な伝統でしょうか?

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