Mac miniで4画面同時出力を試してみる
M1 Mac miniはM1チップの制限によって、映像の同時出力は2画面までですが、sidecar機能を使えば3枚目の映像を出力できます。DisplayLinkを使えばさらに増やせますが、私自身はDisplayLink対応のアダプタもそれを使うための3枚目のモニターも持っていませんので、第8世代iPadでsidecarを使ってたまに3画面出力しています。
このApple純正のsidecar機能が出てくる前は、サードパーティーの製品やアプリでiPadを外部モニタ代わりにしていましたが、今では使わなくなりました。ふと思いましたが、さらにもう一枚ある古いiPadを使って、かつて使っていたDuet Displayアプリで4画面同時出力を試してみました。
DuetDisplayでつなげるiPadはMac miniとLightningケーブルでつないで、sidecarでつなげるiPadは無線LAN経由で接続します。
ディスプレイ設定はこんな感じになりました。マウスカーソルの移動もキーボード入力も問題ありません。
メモリ消費量はこんな感じです。ちなみにDuetアプリはUniversalアプリではないようで、Rosetta2経由での動作です。
ただ、これが本当に必要かというと
「別に」
としか言いようがありません。MacにつないだiPadに何を表示させるかですが、SNSやビジネスチャットサービスなど、現在利用されているウェブサービスのほぼ全てはモバイルアプリが存在しますし、無くてもiPad側のSafariやGoogleChromeでPCと同じように表示出来るはずです。
使うとしたら、Macに保存しているドキュメント(PDFなりExcelなり)をMacから開いて参照のために表示させておくくらいの使い道しか思いつきません。
TwitterにしろSlackにしろ、Macで使っているキーボード・マウスでiPadに表示している画面を操作できるから便利!と言えなくもないですが、この秋に出たmacOS Montereyにて、
「ユニバーサルコントロール」
という機能で実現します(まだ利用は開放されていませんが)。
ますます、Macの画面をiPadに表示するメリットが無くなる追加機能ですが、それまでは使う価値がありますかね。
ちなみに、Mac miniでsidecarとDuetDisplayでの併用が問題無いので、MacBook(AirやPro)でも同様のはずです。MacBook本体の画面、USB-C接続のモバイルディスプレイと、Wi-Fi経由sidecar接続のiPad、LightningケーブルでDuetDisplay接続のiPadと同時に10インチ〜14インチの画面を4枚並べられます。スタバで広げれば注目の的は間違いありません。イラついた周辺客に殴られても知りませんが。
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