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夢と現実の境目

私がよく見る夢は、私であって私ではない



私の名前がついている身体。主にはるのすけだとして、それらの実体は、夢の中では姿形を変えてみせる。

見ている夢を夢だと実感する瞬間は、現実世界の私と比べた時の容姿や環境、いないはず、あるはずのないものがある時だった。

ある時の夢は、草原の二つ家の間にある、林檎の木箱にさらわれて
ある時の夢は、ショッピングモールの裏口を進んだ先にある、謎のスタジアムの地下で拷問にかけられる男に
また ある時の夢は、学校内を走って逃げている女生徒だった

夢は基本、五感がはっきりがあるから痛いのは本当に嫌なのだけれど、私が「はるのすけ」だと呼ばれている時、その姿形を、夢から醒めてから自覚することは多々ある。
なんでそれを覚えているんだろう?

これは少し気になるから、後々研究レポートを書いておきたい。



これを読んでいるあなたは、どんな夢を見るの?
穏やかな夢?嫋やかな夢?…夢と現実の境目で微睡む夢?

もし、夢の中で、五感と呼ばれる感覚が全てあるとするならば、じっくりぐっすり眠ることができたと思えるような夢であってほしいと思う

ハードな夢を見た後は、本当に疲れる
誰かの人生をなぞっている気分でね。

私は私で或るはずなのに、そっと、それはいつの間にか
隣を遊泳していた鯨に、ぺろりと食べられてしまうらしい。



夢に残るのは、濃くなりすぎたミルクティーか、それとも
あなたが残しておきたかった記憶なのだろうか


2021.10.5

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