自立のできない慶應生が失恋して病気になった話

「毒親」とまでは言わないが、過干渉な親のもとで21年間育った。
最近になってやっと一人暮らしをさせてもらえるようになったのだが、それまでは「就職しても家にいなよ」「地元で母校への就職にしてもいいんじゃないか」「結婚するまでは家にいなよ」…と詰められまくりで、おまけに「生活力もないから一人暮らしはさせられない」と言われていた。(実際それはそうなのだ。)
ただ、あまりの制約のせいで早く家から出たくてたまらなかった私は、それゆえに華のJDにして結婚願望が異常に強いモンスターになってしまったのだ。

そんな私が、120%の本気で結婚したいと思っていた恋人がいた。過去形なのである。私が彼に精神的負担をかけすぎてしまったために破綻し、別れを告げられた。
人生で1番好きになった人だった。その人に、フラれた。
そのショックのせいなのか、元々の気にしいな性格のせいなのか、泣いて過ごす日々が続いた。
(ちょうど母親とも険悪で、「お前は誰にも愛されてない」という言葉を受けたときだった。フラれたタイミングと重なり、かなり刺さったのだ。)
あまりにも泣いて泣いて、毎日目がパンパンに腫れていて、趣味と言えるものにも楽しさを見いだせなくなった。

直感的に「まずいのかな」って思った。
笑顔も外出することも減り、勉強にも就活にも手がつかなくなった。試験やレポートのために学校に出ても、帰りの電車で吐き気や目眩、動悸など症状が頻発してしまっていた。
このままじゃ、死んでしまうと感じた。

数軒の心療内科はウンヶ月待ちで、なんとか口コミの評判がそれほど良くない心療内科の予約を1週間後にとれた。
乾咳ばかりする中年の先生に「不安障害ですね」と言われた。
不安障害、もっと詳しく言えば全般性不安障害だと診断された。(細かいことはググってくれ。)
日常生活も不安で、夜にも眠れないため、抗うつ剤が処方された。

今までTwitterで軽く「鬱だわ〜」と呟いていたのがガチになってしまった。
それも、失恋(家庭の問題、自身の問題もあるが…)のせいで。
まさか自分が失恋でそこまで落ち込む人間だとは思ってもいなかったが、そうなってしまったのだ。未だに落ち込みの波が襲う日がある。

仲のいい友達には伝えたが、それ以外の人間には言わずに生きているし、きっかけになった元彼にも伝えていない。
いつか伝えられる日が来るまでは、noteくらいに留めて公開しておこうと思う。

何度か、note教えてよって言われた時に教えなくて良かったな。
 そんな感じの、ヤマもオチも何もないただの独白文だ。


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