食事は【ながら】を避けよう

 現代の食事の風景を思い浮かべるとどのようになっているでしょうか。家族との団欒の時間ということもあると思いますが、現代について回るのはスマホやテレビではないでしょうか。僕も家で一人でご飯を食べるときや勉強の時間を確保したい時などはつい食事をしながら動画を見ている…なんてことも多いです。
 ですがこの多くの人がやっている現状ははっきり言ってめちゃめちゃ勿体無い。健康を害している可能性があると言えます。今回は食事のことをベースにながらのマイナス面を解説していきます。

【ながら】は基本的に避けたほうがいい

 ながら〇〇、食事以外にも多くがこの○の中に入りそうですが、結論としてこれは控えるべき習慣です。
 ながらには効率的だというイメージを持つかもしれません。単純に2つのことを同時に行うのですから、やれることも2倍になると思えるのも無理はありません。ですがこの考えは間違いです。ながらで行う2つのことを別々でやったほうが効率的とされています。ながらスマホを例に挙げてみましょう。ながらスマホをすると歩くスピードが落ちますし、メールなどを返す速度も普段より遅くなります。人や物にぶつかる可能性も高くなるデメリットもあります。よってながらは基本的にはやめたほうがいいということになります。

例外もある

 ながらは基本的に控えたほうがいいですが、例外もあります。それは全く別のことを行う時です。例えば歩きながら勉強のための音声を聞くのは効率への影響が少ないとされています。実際は景色に気を取られたりもあるとは思いますが、2つの音源を同時に聞くなどと比較すれば問題のない範囲になります。
 この説明をすると食べながら動画を見るのは別の事をやっているのだから問題ないのでは?と思うかもしれません。事実効率だけていうと影響はないと僕も考えています。ですが控えたほうがいいと思っています。これはなぜなのかを次で説明します。

満足感が低下する

 ながら食べをするデメリットは満足感が減少することです。満足感が不足すると過剰に多くの食事を取ろうとするため、これを防ぐにはながら食べをやめてしっかりと食事に集中する必要があります。
 日本ではよく食材に感謝して食べましょうという意味を込め、いただきますという挨拶を食事前にします。これは食べ物に意識を集中するためにも必要です。今から食べる時間であるということを認識するための号令とも考えることができます。ルーティンというものですね。
 そして挨拶の後にご飯に向き合って食べるというのが流れですが、果たしてながら食べをしながら集中して食べることができるでしょうか。人は何をどのくらい食べているのかしっかりと見て食べないと食べ過ぎるという特徴があります。そのため、しっかりと食事に集中しないと肥満などにもつながる可能性があるということです。

 食事にしっかりと向き合う。現代人がなかなかできていない内容ですが、少しでも意識を向けてみてはいかがでしょうか。

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