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2020年、いろんなものを「掴」みました

年の瀬ですね。
今年は、周りの環境も、自分の中も変化の波が大きすぎて、書いてる間にどんどん状況が変わるから(笑)すっかりnoteもご無沙汰していました。

1年間、本当によく泥臭く自分と向き合って、
一人で夜な夜な内省していたノートは3冊目が終わりそうです。
もうこの修行いつまで続くの、と何度も思ったのですが、年の瀬になってようやく、そんな修行の日々から抜けつつある気がします、よく頑張った自分。

自分の中で大きな転換点になるような1年だったので、年の最後に、残します。

■自分のビジョンが言葉になった

2020年の頭に、それまでふわふわと断片的だったビジョンとやりたいことが、きちんと言葉になりました。


その人がその人らしく自分の力を発揮できる社会を作る
そのために、中高生が自身の感情や想いときちんと繋がれる教育を作る

今まで点だった、自分の興味や「やりたい」と思うものが、一つの線で繋がるようになって、自分の一つひとつの選択に自信を持てるようになった気がします。
今年は、自分の中でビジョンを馴染ませている感覚が強くて、あまり公言してこなかったのですが、来年は、ビジョンをきっかけに繋がるご縁があるといいなと思ったり。

■外側の軸に自分をゆだねなくなった

優等生体質だった私は、子どもの頃から、自分の評価をテストの点数とか肩書きで価値づけてきて、大人になってもその癖がずっと抜けず。
決められたノルマや他者からの評価を、必要以上に自分自身の価値と紐づいてしまうのをやめたいなと、ずっと思ってた。

そこでやってきた例のウイルスで、図らずも今までの生活が続けられなくなった、特に仕事。
そこには何も答えがなくて、何が必要なのか、何をすべきなのか、誰も答えをくれない大海原に放り出されたわけです。そして間違いなく当時は本当に大変だった(笑)
だけど、振り返ってみると、既定の枠組みではなく、「自分がやりたいと思うもの」「自分が必要だと思うもの」に実直に向き合う日々に、とても充実感を感じているドMな自分き気づいてしまった・・というわけです。

意外と生命力あったし、火事場の馬鹿力もあったよ、自分。だから現在地からの妥当な延長線じゃなくて、自分の創りたい未来を信じて動いていいんじゃない?そう自分の背中を押せるようになったのも今年の大きな変化。

■自分の輪郭がはっきりした

昔からカメレオンタイプだった私は、そのコミュニティごとに求められているポジションに入ることが多かったんですね。年下ポジションも、お姉さんポジションも、ポンコツ側も、しっかり者側も、七変化。だから自分でも自分のホームポジションが分からない、というのがずっとあって。
ただ、なんとなく「人想いで寄り添いが得意」とか「よく周りを見てる」とか、それはずっとやってきたことだから、自分てそういう人間なんだなと思っていたわけです。

そんな私が例のウイルスの自粛期間に、もうどうしようも人とかかわりを持てない時期がありまして。
もう、エネルギーが枯渇していて、必要以上の雑談もできないし、人に気を遣う局面は逃げたくなるし、ケアが必要な人が見えていても、いつものように寄り添えない。

私が人と関われないなんて、アイデンティティの喪失だ・・・と、ずっとコーチングしてもらってるメンターに話したところ、予想外の解答が返ってきました。

これまでは自己肯定のためにウエットな人との繋がりを保ってきたと思うけど、それ、今も必要な感じしますか?
今、心地いい人との関わり方、前と変わってるように見えますよ。

(もちろん、言われたときは思考停止でした。人との繋がりを断たれたら生きていけないと思っているので笑)

でもセッションをきっかけに、自分の輪郭がつかめるようになっていきました。

本来の自分は、マイペースで、一人の時間がないと調子が悪くなるし、
周りに寄り添えるのは自分の繊細さから、共感できる範囲が広いからだし、
(去年の今頃、どんなに周りに繊細と言われても、自分が繊細だと思ってなかった)
人につねに丁寧に寄り添うより、見守りながら必要なタイミングで必要な言葉や機会を届けるぐらいがちょうどいいし、
自分の想いが乗るものにはとことん自分の世界に入り込んでこだわりたいし、
キャパオーバーすると籠城して一人で回復をはかる(それでも無理だと本当に信頼している人にだけ頼れる)
そんな、とんだマイペース野郎でした(笑)

特に今年の後半は、このマイペースモードが前に出ることが増えて、
自分を犠牲にして人に時間を使うことが圧倒的に減ったし、
逆にこの自分を安心して出せる人とは、これまでよりも深い関係を作れるようになったし、
周りからすると少し扱いづらくなったかもしれないのですが(笑)私からすると、とっても生きやすくなって、ようやく自分の輪郭を掴めたな、そんな感じがしています。

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いろいろ書いたけど、最後に。

今年の私の一文字は「掴」です。

愚直な毎日の中で、派手な変化はなかったのだけど、
今までずっと不足を補うように過ごしてきた中で、
2020年にビジョンや、自分への信頼、自分の輪郭を掴んで、
見える世界が一変した、そんな1年でした。

忘年会、たくさんしたけど、別に年忘れしなくてもいいくらい良い年だったな。しんどさの中に、踏み出さないと感じられなかった楽しさがあって、深い人とのつながりがありました。

そんな1年を支えてくれたみなさま、ありがとうございました
そして2021年が、みなさまにとって良い年になりますように。

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