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『コモンズ思考をマッピングする』輪読会

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山本眞人さんの『コモンズ思考をマッピングする - ポスト資本主義的ガバナンスへ』をゼミのメンバーと輪読しながら、これからの社会のあり方をディスカッションしています。
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#コルビジェ

コモンズ思考をマッピングする 第5章

研究室で輪読を行なっている『コモンズ思考をマッピングする ——ポスト資本主義的ガバナンスへ』の第5章「都市コモンズの囲い込みとカウンターヘゲモニー」について、全体のサマリ、ゼミでの議論内容、読んだ感想をまとめていきたいと思います。(文責 中川) サマリー第5章は、J・ジェイコブスとE・オストロムの対比から始まります。 二人の女性は多くの共通点を持つと同時に、対照的なところもあると筆者は述べます。 ジェイコブスは、下町に集積する小規模企業と住民の暮らしの多様性が都市の創造