7.できない理由を探さない

今回は別の角度から勉強について考えてみます。

新しいことに挑戦したり、何かを習得したりするとき
当然ながら壁が現れて苦悩しますね。
これを乗り越えることで一歩進展するわけですが、
なかなかどうしてそれが難しい。

私は人生の大半で壁から逃げる選択をしていました。
部活動、サークル、受験、就職、業務ノルマ、恋愛、友人関係など
苦しいことがあればすぐ逃げてしまっていました。
おかげで歳のわりにとても薄い経験値しかありません・・・。
しかも逃げた分だけ壁が高く押し寄せています;
その壁は、編入学部勉強+大学院受験勉強という形でやってきたわけです。

さて、今回心理を学びなおしする少し前
職場の上司や先輩から学んだこととして
「できない/やらない理由を探さない」
ということがありました。

人間、困難にぶち当たったときに
これまでと同じ対処法を使うわけです。
ですが、それではうまくいかないときに苦悩します。
そこで、新たな対処法やソーシャルサポートを駆使して
壁に立ち向かい、乗り越えていくことで成長するわけです。
コミュニティ心理学ではこのことを「危機」「危機状態」と呼び、
そこに介入していくことを「危機介入」と呼んでいますね。

これはあくまで私の考え方ですが、
セルフ危機介入をすることも大切なのかなと思います。
そのために、できない理由よりも「できる理由」を探してみると世界が開けるかもしれません。一人では見つけられない場合は友人や家族、SNSで「できる理由」を探すのも良いことだと思います。

ある人から教わったこととして
壁というのは本人の能力で超えられる範囲のものしかやってこない、なぜなら壁を壁と認知できる程度の能力を持っているから、あとはやり方や視点の問題だということです。

できない理由を探すことはとっても簡単ですし、自動的にできちゃいますよね。
できる理由を探すのってとても苦しいし、自動的にはできない曲者・・。
でも、一度壁(危機)を乗り越えることができれば、将来的に発生する同種の問題にも対処できるようになりますね。

こういった経験を自らすることによって、
誰かを支援するときに真に共感・受容できるようにもなるのかもしれません。

私も、とっさに出る「できない理由探し」を極力モニタリングし、
「できる理由探し」に努めています。
どうか共に壁を乗り越えていきましょう!


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