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自立式ハンモック生活 冬

■ 本記事の目的

 この記事では、いわゆるレジャーやインテリア的にハンモックを使おうというお話ではなく、ガチな寝具として使おうという人向けに書いています。

 ハンモックで睡眠を取るメリットやデメリットは、ググるとたくさん出てきます。やれ腰痛に効果があるとかいうほど熟睡できないとか千差万別。どの記事を信じればいいのかわからないよ…という感じですね。

 実際、その人の体のコンディションや状態とかによるでしょうから、手放しにおすすめすることはしません。が、こと私に限っては特に問題なくどころか快適に使えています。そこにいたるまでにいろいろ失敗もしました。

 そこで得られた教訓をシェアしようと思ったわけです。少しでも参考になったのなら幸いです。それでは行ってみましょう。

■ 寝具としての「折りたたみ式」ハンモック

 私も最初は折りたたみ式を買ったのですが、2 週間で別のタイプに買い直しました。寝具目的なら、おすすめはしません。

・初めて買ったモデル

 まずは値段にびっくりしますよね。こんなもんで買えるの??ってかんじです。MRGさんは大阪の会社。Amazon 上でも「日本の中小企業」と出てくるのでついつい応援したくなったというのがポチッとした決め手でもあります。

 似たようなものは他社さんからもたくさん出ており、MRG さんでも 3way (ハンモック、物干し竿、ハンギングチェア)で使える物を出していたりします。工具レスで簡単に折りたため、移動も楽。キャンプに持っていったり庭で使うには最適なのだろうと思います。

 ただ、私と、私の目的には会いませんでした。理由は下記のとおりです。

・ 寝具としては小さくて狭い
 
当方170cm70kgの成人男性なのですが、ハンモックの布の位置内にぎりぎり収まる感じです。縦はまあなんとでも成るのですが、問題は横。バランスを崩すとあっという間に寝づらく、下手をするとずり落ちるという状態になってしまいました。

・ 大きなハンモック布に対応できない
 
じゃあ大きな布を買えばいいじゃないの・・というわけで3種類買ってみましたが、どれもこれも設置できませんでした。そりゃそうです。どれもこれも、このスタンドに対して長いのです。

内側にフックがあるので、短いものしかつけられない

引っ掛け部分の間に布を貼るわけですから、スタンドの長さ以上のものは使えません。となると、大きな布は貼れないし、専用品はなかなかないし…ということで、次の問題点が出てきます。

・ 自立式スタンドに合う布の選択肢がほぼない
 
寝具として使いたいので、布は日に日に汚れていきます。洗濯もしたいし、可能なら交換もしたい。…のですが、意外に売ってないんです。
 私が見つけられたのはこれくらい。3,480円。

 通常サイズ(?)のハンモックの布は、1,580円程度で買えちゃうことを考えると、うーんランニングコストがなあ…と言ったお値段です。

■ 寝具としての「折りたたまない」ハンモック

 とはいえ、ハンモックの快適さをきちんと教えてくれましたし、感謝はしています。いましたが、耐えきれずに別のタイプを物色。

・2台めに買ったモデル

同じくMRG さんのもの。組み立てはぺぺっと 20 分くらいでした。これから買う方は、このタイプがオススメです。理由は下記の通り。

・ ほぼどんなハンモック布でも対応可能
 
こちらのスタンドは、布を押さえる機構がこうなっています。

布の長さに対応するための穴が沢山

 よって、Amazon 等で安価に買える布に対応ができるということです。季節の変化に対応して、夏はメッシュ地、冬は綿にするということもできます。なにより、安価なハンモック布を使えるということは、ランニングコストが激減するわけです。

 デメリットは以下の通り。

・ デケェ
 
折りたたみ式は全長 260cm ほどだったのに対してこちらは 290cm。横幅も結構違います。覚悟はしてましたが、デケェ。しかたないのですけど、デケェ。そこがデメリットと言えばデメリットです。

■ 冬のハンモックはどうなの?

 冬のハンモックは極寒だという話は聞いていたので、事前に対策はしてました。折りたたみタイプのときは着る毛布を着れば全然問題なし。2台目についてはちょいと工夫をするだけで問題なしです。

 隙間風が吹く和室で、東北の山の中で毎日寝てるわけですから、実績としては申し分ないでしょうかね。

 では、その工夫を見ていただきましょう。言うて、空気の層を作ってやるというだけなのですけどね。

ノーマル状態

 まず最初に、100 円ショップで 500 円で売っている発泡スチロールっぽい何かを敷きます。キャンプ/アウトドア用品あたりに置かれてますよ。

「ダイソー レジャーマット」が正式名称

 その上に、適当な羽毛布団っぽいなにかを二つ折りにして敷きます。

実はダウンの寝袋です

 で、もう一布ハンモック布を設置します。空気の層を作ることで下からの冷気をシャットアウトしようという寸法です。また、寝床がぐちゃぐちゃになるのも防げます。一挙両得。

木枠はあってもなくてもOK

 その上に長座布団を敷きます。どこかのホームセンターで 1,980 円でした。

裏は猫柄。

 あとは普通の掛け布団をかけておしまいです。

枕代わりのブランケットはなくてもOK。

 これで、室温6度くらいでも快適に寝ることができます。寝返りはほぼ打たなくなりました。もともと腰痛持ちではないので、特に腰がどうということもないです。個人的に一番良いのは、肩がこらないこと。夜中に目がさめることもなくなりました。

■ まとめ

 寝具としてのハンモックに興味を持った方にとにかく伝えたいのは、折りたたみ式はおすすめできないよということです。また、冬も工夫次第でなんの問題もなく寝れるよということもお伝えしたいかな。

 本当なら、アンダーキルトと呼ばれるものを使用するのがいいのでしょう。機会があれば購入してみたいですね。でもまあ、なくても全然いけますよ。

 枕が合わないとか、睡眠の質が最近どうも悪いという人には良いソリューションかもしれません。

そろそろ初売り。買うなら今!かもしれませんね!

おまけ

 そもそも、サウナの代わりに自宅で温冷交互浴をやるために購入したんですよ。そっち方面では折りたたみは最高でした。水風呂のあとにゆらゆら揺れながら「ととのい」を感じれるのは幸せ以外の何物でもありません。

 それでは皆様、良いお年を!

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