階級？

徒然なるままに、Twitterを眺めていた。驚きのツイートを目撃した。炎上に自分から進んで加わるようなことはしたくないけど、どうしても言わなければならないと思い記事を書いた。したがって、直リンクは勘弁してほしい(ツイ主が削除しない限りはすぐに見つかるはずだ)。

ツイートの趣旨は次のとおり。
2019年の入学式での祝辞で「東大生は自らがここにいることができる原因の1つが恵まれた環境下で育ったということだと自覚しなさい」と述べられたことや、2020年の国語入試で「学校教育を通して格差は再生産される。格差を正当化するために人間は平等だと社会は謳う」と切り込んできた。東京の中流家庭で育った東大生である自分にもいくらか思い当たる節があるのではと思ったので例を挙げていく。

ここまではまあ何ともない。東京の中流階級は恵まれていた、という内容でも続くのかな。しかし、考えは裏切られた。
中高で塾に行ってた、大学までの学費も全て出してもらった、両親が教育に関して熱心であった。小学校のころ学費500万円くらいするイギリス留学をしていた、年1回くらいのペースで海外旅行に行ってた。

。。。どこが中流やねん。しばくぞ。
本人が後に付け足したリプでは「社会学における階級定義(資本家と労働者)に則り分類した」とあるが、この分類を採用した説得力のある根拠はない。「私は恵まれていました、恵まれていない人たちがいることを念頭に生きていかねば」みたいなことさえ言えばいいのにね。こういう人間が上級国民とかいって揶揄されるんじゃないかな。

自分が優秀だから(あるいは努力したから)東大に上がれたという事実を汚すものだから「中流」でいたいんだろうなあ。上流だとしても優秀だし十分に努力したのには変わらないんだろうけども、プライドが邪魔しているんだろうね。

自分自身についてはいつか言及しようと思うが今日はここまで。上野祝辞とか入試現文の典型例が現れて悲しい現実だなあと思う。まあ叩かれるのは残当じゃないかな。だけど持ってるカードが良いのであればそれを武器に世界で活躍して欲しいなあ。