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Workday導入事例

どうも、おはこんばんにちは、へるどっくすです。


Workdayとは

みなさん、Workdayって知ってますか。アメリカ発の人事システムです。よくベンダー選定でSAP SuccessFactorsとかOracle HCM Cloudとかとの比較になりますよね。実は財務管理もできるってことは後から知りました。ちなみにオラクルがピープルソフトを買収した後に、元ピープルソフトのメンバーが開発したシステムというのは有名な話です。

個人的に面白いなと思っていたのは、スチューデントという学生管理機能が豊富であることです。入学手続き・カリキュラム管理・奨学金管理など、え、人事システムなのか???とも思いますが、まぁ統合パッケージなので全然いいんですけど、欧米特有なのか、面白いなと思いました。

あとびっくりしたのは、結構な会社の数を買収してるってことです。Adaptive Insightsっていう人件費管理システムを買収していたことくらいしか知りませんでした。今は分かりませんが、買収した当時はUIがWorkdayと乖離しすぎていて、まじか、って思ってました。こっちも提案しにくいやんけ、と。

Workday導入事例

そんな中。Workdayはそんなに回数多く導入したわけじゃないですけど、印象に残っているのは日本のGlobal企業でのWave 2としてのRoll-out。Workdayはフェーズとかステップとかのことを結構共通でWaveって言ってたかも。

それはさておき、欧米やアジア支社への展開ということで、かなりのダイバーシティ溢れるプロジェクトでした。Wave 1は日本の本社での導入だったんですけど、やっぱり進めやすいところ、難しいところが違いますよね。

【Wave 1×日本】の進めやすいところ、難しいところ

日本の本社への導入で進めやすいのは、やっぱりツーカーなところですよね。コミュニケーションがとりやすい。どのくらいとりやすいかといったら、私は喘息持ちなんですけど、喘息になった横になることもできずに息をするのもままならないという状態から回復して普通に息ができるようになったときの、ああ、普通に息ができるって素晴らしい、と思うくらいのとりやすさです。

逆に難しいというか、まぁWave 1なのでいずれにしてもそうなんですけど、ビジネスプロセスの設計に頭と時間を使いますよね。まだWorkday上は何もないところからゼロから作っていくので。クライアントはWorkdayのことをこれから知っていくというフェーズなので。まぁでも一方で、業務プロセス単位でプロセスオーナーを立てて密にやっていけばできることなので。

【Wave 2×海外】の進めやすいところ、難しいところ

Wave 2で欧米やアジア支社への展開で進めやすいのは、もう既にWave 1で進め方の大枠は確立されているところですよね。クライアントも私も、自信の持ち方が違いますね。

でも、逆にコミュニケーションは難し過ぎますね。ツーカーなら一瞬なことが、なんなら1カ月くらい掛かることもあった気がします。まぁ、ダイバーシティ、多様性の溢れる体制なので、当たり前といえば当たり前なんですが。そして何ならそのWave 1での自信が崩されますね。何なら早期に崩された方がよかったかもしれないです。徹底的に認識合わせする、ということに注力できるので。

しかも国によって性格が異なるじゃないですか。とある国は、多分こっちの言ってることは分かってるのにぜんっぜんタスクを進めてくれない。ちなみに現職では逆に向こうからの依頼が多いんですけど、期限が短すぎるんですよね。翌日とか。いや1~2週間かかるやろ!?的なものとかも。そのくせ遅延しても何も言われないんで、なんか感覚違うんですよね。

また別の国は、合意したことを平気でちゃぶ台返ししてきます。いや言ったよね!?と思います、毎回。議事録に残すだけじゃ意味ないです。その場で、もうこれで決まりやぞ?もう変更できないからな?変更って言ったらエスカレーションすっぞ?と若干の脅しをかけながら進めないとあかんです。

まぁそんな苦しくも楽しいWave 2も無事完了しました。多分遅延とかあんまりなかったはず。

でもまぁ何よりも、やっぱり楽しいですよね、HRテック。

それではまた。

もう、、、読んでいただけているだけで嬉しみに溢れてますんで