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【自社求人サイト運用】開発会社はどんな基準で選べば良い?①良い会社と悪い会社

HRチャンネルの西川です。

自社求人サイトのシステム開発をするうえで、どういった業者を選べば良いのでしょうか?
何度かシステム開発をされた経験がある方でも判断はなかなか難しいかと思います。
そういう弊社でも自社サービスのシステム開発を依頼させてもらう事も多々ありますが、それでもうまくいかない事もあります。
また、クライアント様から自社開発したサイトのニューアルのご依頼時に、リニューアルを別の業者に依頼しようと思った経緯などもお伺いすると、皆さん同じ様な事でお悩みの様でしたので、今回はどういう基準で業者を選んだ方が良いのかを自社の経験も交えてご紹介します。

開発会社を選ぶ基準

私の個人的な見解ではありますが、ざっとあげると、以下の5つになります。※発注する側が、システムまわりに詳しい方がいらっしゃらない場合を想定しております。
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①同様のシステムの開発実績があるかどうか
②業界の知識があるかどうか
③こちらが想定している仕様をしっかりとヒアリングしてくれるかどうか
④見積もりの説明をしてくれるかどうか
⑤システム保守の対応はしっかりしてくれそうか

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①同様のシステムの開発実績があるかどうか

これは、求人サイトに関わらず、どんなシステムを構築する場合でも言える事ですね。
やはり、過去に構築した実績が無いと、「この機能を実装するのであれば、運用上こういった仕様にした方が良い」といった発注側でも気づかない様な個所のフォローはなかなか難しいです。
実績が豊富な開発会社さんだと、こういったフォローもしっかりしてもらえるので、発注側も安心できます。
出来れば同業種の求人サイトの構築実績が複数ある方がお勧めです。
こういった開発会社さんは、開発がスタートしてからもこちらが細かく説明しなくても、良い感じで開発を進めてもらいやすいです。

②業界の知識があるかどうか

求人サイトで言うと、求人業界の事や、派遣業界、取り扱う職種の業界について、ある程度知識がある開発会社さんだと、どういう仕様にしたら、運用上使い勝手が良いのかなど、こちらが気づかなかったところまで、考えてもらえたりするので、非常に話が早いですし、良いものが出来る可能性が高いです。
※依頼する側がこの辺りを要件定義の段階で開発会社さんにしっかり説明できれば問題無いとは思いますが、実際はなかなかうまくいっていない会社さんが多く見うけられます。

業界知識の無い開発会社さんだと、説明に時間がかかる上に、こちらの意図とは全然違う仕様であがってきたりします。
※もちろん、業界知識の無い開発会社さんでも、こちらの意図を汲もうとしっかりヒアリングして、しっかりと納品してくださる場合もありますが、選定する基準としては、あった方が良いと思います。

③こちらが想定している仕様をしっかりとヒアリングしてくれるかどうか

お客さんの言うとおりにやると炎上する」という話がありますが、発注側からの要望に対して、「はい、わかりました!」と快い返事のみで、特に質問などが無い場合は、少し不安を覚えます。
※もちろん、本当に理解してもらっている場合もありますが。
ただ、発注する前の段階で、特に質問や確認も無くパッと見積もりが出てくる場合は、要注意だと思います。
あと、「何でもできますよ、大丈夫です!」と一見頼りがいがある返答をされる開発会社さんも、少し気を付けた方が良いです。
いざ開発が始まると「何でもできない」事が発覚し、結局その会社さんでは対応が出来ず、別の会社さんに依頼しなおすといった事も私個人でも経験したことがありますが、クライアント様でもちょくちょく耳にします。

丁寧な開発会社さんの場合は、「どういう意図でこの機能を付けたいのか」「どういった運用を想定しているのか」などをよくヒアリングしてくれます。
こういった開発会社さんの場合は、発注側の要望だけを聞くのではなく、「それであれば、この機能を付けるのではなくて、こっちの機能を拡張した方が良い」といった別の提案もしてくれる場合が多いため、この辺りは気を付けて見ています。

④見積もりの説明をしてくれるかどうか

私も経験があるのですが、見積もりだけがポンと提出されて、よくわからない項目にかなりの金額がかかっており、いったい何の開発なんだろう、、と意味がわからないまま、何も説明が無い開発会社さんの場合は、要注意です。
こちらが、見積もり内容を細かく確認していくと、「その開発必要ですか?」「そんな想定じゃないんですけど、、」といった事がボロボロ出てきたりします。
一事が万事で、それ以外の仕事の進め方にも説明不足な部分が多く、ミスコミュニケーションが起こりがちで、後々炎上するケースもよく見受けられます。
システムの詳細な開発部分まで説明してもらう必要は無いのですが、何を想定した金額なのか、どういった開発が必要なので、この金額になるのかといった根拠の説明があるか、もしくは口頭でなくても見積もりに記載されているかどうかは、要確認です。
こういった説明が無い場合、開発は完了したとしても、実はかなり割高になっている場合もあります。
※発注側がシステムに詳しくなかったりする場合、開発要件がぼやけていることが多い為、ある程度どんなリクエストが来ても対応できる様に、開発費用にバッファを持たせているからです。

⑤システム保守の対応はしっかりしてくれそうか

どこの開発会社さんも、発注前は「しっかり保守対応する」といった事を説明されるので、発注の前段階では、なかなか判断するのが難しいでのですが、システム構築後に泣かされるクライアント様は非常に多いです。
※「対応が遅い」「連絡が取れない」「ちょっとした改修なのに、費用が掛かりすぎる」などを理由にリニューアルのお話をよく聞きます。

発注前に出来る事は、まず具体的にどこまでシステム保守をしてもらえるのかをできるだけ明確にしておきましょう。
※大手企業様の場合ですと、保守契約で保守の範囲を決めるという事はよくあります。
保守の事例なども具体的に、何をどこまでするのかをしっかり聞いてみてください。この段階で「各社様によりますね」「ケースバイケースですね」といった回答だけで、具体例を教えてくれない様な開発会社さんは、警戒した方が良いかもしれません。

ただ、この手のお話は社内にシステム構築に関して知見がある人がいらっしゃらない場合は、判断が難しいかもしれませんので、私の個人的な意見としては、ゼロからシステムを構築するものでは無く、パッケージになっているASPサービスを提供してる開発会社さんを検討してもらった方が、無難かもしれません。

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まとめ

私個人の過去の経験やクライアント様から相談いただいた内容を元に、開発会社さんを選ぶ基準をご紹介しました。
単に価格の比較だけでなく、こういった基準で開発会社さんを検討してもらうのも良いと思います。

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