サピエンス全史上・下 読後感想 日本はまだ本当の資本主義をしていないのではないか
著書は、ホモ・サピエンスが種として歩んできた変遷を、様々な視点や切り口から紐解いていくものである。
著者の知識の幅広さや考察の深さにより、読者のものの見方や視野が広がる良書である。
著書(下巻)の中で資本主義の成り立ちについて述べられており、西洋人がいかにして資本主義的な考えを信じるに至り、今日まで発展してきたか記述されている。
西洋人は探検と征服により富を拡大した。その探検と征服の遠征費用が投資の走りとなり、現在の資本主義を形作った。現代の西洋の資本主義は、科学技術に投