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【出産レポ】望まないVBACで死にかけた話

私は、二人目も帝王切開の予定でしたが、緊急でVBACになりました。
その時の体験談をお話しします。

手術日は決まっていた

1人目が帝王切開だったので、2人目も帝王切開と決めていました。
その病院ではVBACも可能でしたが、子宮破裂や死亡の可能性を考えて辞めました。
予定では1月中旬頃に帝王切開の予定でした。

手術予定日前におしるしが!?

1月8日の朝、出血を確認。
電話をしてみると「念のため来てください」と言われました。
その日はたまたま祖母が来ていたので、上の子を預けて1人で病院に行きました。

やっぱ来ちゃったか

出血は関係なかったようですが、微弱陣痛が始まっていました。

先生「やっぱ来ちゃったか」

この言葉は一生忘れません。
来るって思ってたんなら手術日速めれば良かったじゃーん!
年末年始の休診日長いなら他の病院に連絡するとかできたじゃーん!!
即入院となりました。

恐怖のラミナリア

明日まで産まれなかったら明日帝王切開です。
でも今日行っちゃいましょう!
挑戦しちゃいましょう!!

と言われ、ラミナリアを大量に突っ込みました。
ラミナリアとは、子宮口を広げる器具です。
水分を含むと膨らみ、強制的に子宮口が開きます。
痛いです。

陣痛

夕方にいよいよ陣痛が始まりました。
痛さのイメージ的には、お腹の中でチェストバスターが暴れている感じです。
ラミナリアは途中でほとんど出てきていました。
しかし、「まだまだだねー」と言われ、ずっと部屋で待機です。
しかし途中で何かが爆発した感覚があり、急いでナースコールを押しました。
すぐに分娩台へ!!
と言われましたが、病室が2階だったので両肩を支えられながら自力で分娩台まで行きました。
看護師さんが1人しかいなかったので、夫がいなかったらそのまま病室で産んでいたと思います・・・。

いきみ一発!

分娩台に乗り、「いきんで!」の合図でいきむと一発で産まれました。
ロケットが発射されたかのような速さでした。
この時の会陰切開の音がトラウマになり、しばらくキッチンバサミでお肉を切れませんでした。

・・・え?分娩台に放置

先生は処置をして帰り、夫も帰宅。
病院には他のお母さんと赤ちゃんも1組いました。
しかし看護師さん(助産師さん?)は1人だけ。
4人の面倒を1人で見られるはずもなく、私は分娩台で放置されました。
ナースコールが近くにありましたが、

看護師さん「2人の赤ちゃんの世話があるので呼ばないでもらえますか?」

と言われたので呼べませんでした。
めまいがひどくて立ち上がれず、興奮していたのか1睡もできませんでした。
このまま死ぬと思いました。

瀕死状態で翌朝発見

翌朝出勤した看護師さんたちに発見されました。相当驚いた様子でした。
トイレに行けなかったので、導尿や点滴など、いろんな管をつけました。
さすがに自力で階段を登れなかったので、寝たまま看護師さんたちにおみこしのように運んでもらいました

予想以上の出産費用

帝王切開の時は70万円くらいでしたが、VBACも同じくらいかかりました。
帝王切開後は常にそのくらいかかるようです(ここの病院だけかもしれません)。
1人目出産前に保険に入っておけばよかった・・・。

退院

入院が長引くなど不調は多々ありましたが、無事に退院できました。
もう二度と子供は産まないと決めました。

別の産婦人科の先生に話したら・・・

先生「よく無事でしたね・・・。良い選択とは言えません。」

と言われました。
この状況でのVBACもラミナリアも、良くなかったそうです。
まあ死にかけたしそうですよね。

後日談

出産した産婦人科は分娩の取り扱いがなくなっていました。
ネットの口コミを見たらぼろくそに書かれていて、星1つでした。
嘘は書いてなかったです。
そういえばいつ行っても待合に1人くらいしかいませんでした。

年末年始の帝王切開には注意が必要です。
また、産院を選ぶときは口コミを参考にしてみてください。

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