君の美しい言葉 vol.15

私は新藤晴一から紡がれる美しい言葉たちが好きだ。

もちろん、「はっ」とさせられたり、「確かにな、私も頑張ろう」などのメッセージがある言葉も沢山もらっているのだが、ただ単にこの日本語美しいなという言葉も沢山もらっているわけで、今回は私が好きな晴一さんの日本語を一部紹介する。

ナイトトレイン
内容が暗くて曲調も暗くて(ただだからこそ好き・声にちょいちょいエフェクトかかってるのも良い)、逆に情景描写が良く浮かぶから聞いていられる曲。
いやこの曲本人たち忘れてそうだからライブで歌ってくれないかなぁ。

俺がいないことでなにも変わりはしない世界なんだし

ていうのは最近よく感じることだったりするよね…世の中の真意だよなぁ。
深夜に走る少し軋んだ貨物列車のことを

うずくまった格好で 闇の先を睨む

と表現するのしびれますなぁ。
個人的に

お前なら知ってるだろ 地の果てはどんなもんだった?

はなんか日本語が良いとかじゃなくて、中二病感が好き

ギフト
この曲は全歌詞好きなので困りましたね・・・。
サーベスみたいですよね・・・。

最初に空を飛んだ鳥は翼を広げた格好で
どのくらい助走をつけて地面を蹴ったんだろう

とかマジで暇なとき写経してます。ここは本当にただ日本語が好きポイント

他、写経レベルではないけど

どこかで僕を悪く言う声 耳をふさいでやり過ごしてた
それでも聞こえる なんだ自分の声じゃないか

とかめちゃくちゃハッとしましたね・・・。

信じてみることが甘いかどうかなんてさ 自分の舌で舐めてみなけりゃ
がっつり噛みつかなきゃわかんない

精神的に甘いと体感的な甘いをうまく合わせてる、まぁこういうのもよくやりますよね・・・。
他には2番Bメロに「どうせ」という言葉が2回使われているのも主人公の性格が良く表れててよい。

歌ってて韻が気持ちいポイントもあって、

威風堂々 ぎゅっと 胸に ギフト を抱いたままで

威風堂々 と ぎゅっとで「u o」で細かく踏んでいるのと
ぎゅっと と ギフト で「g--u o」韻踏んでいる
威風堂々 と ギフト も「iuo」で韻踏んでます。
踏み倒してます。あまり意識せず、メロディに合ってるからのせたんでしょうけども
ここ口心地が良くて好きです。

ポストマン
まぁこれは勤勉かつロマンチストな郵便配達員の話なので好きな日本語がどうとかはそんなにないんですが、強いて言えば

送りたい気持ちだけ あの人の名を強く記せよ
固く封を閉じてるのに零れてるため息を詰まった手紙を渡すのは
青いインク滲ませた 君の涙をそっと届けよう

とか好きですかね。