いろいろあったけど

今日、アップリンク渋谷に行ってきた。

アップリンクは吉祥寺にもあり、そっちには何回か行ったことがある。『ナイトクルージング』という映画と、『ヴィニルと烏』という映画を見に、非常に雰囲気が良くて、好きな映画館の1つである。

その系列である渋谷にはまた行ったことがなくて、まぁ1回くらい行ってみたいかなーと思っていたのだが、、
なんと5/20に閉館が決定。
これはなんとしてでも行かないと後悔するなと思って、今月に入ってからいつ行こうか画策していた。今やっている映画で面白そうなやつ……と検索してそういえば「戦場のメリークリスマス」見たことなかったなと思い、それを見ることに。

映画館は、渋谷のオーチャードホールをもっと進んだところにある。
場所はなんとなく知ってて、「あ、渋谷のアップリンクここにあるんかwわかりづら!」って思っていた。
そう、思った以上に普通のビルなのだ。
この中に映画館あるの?って思うくらい。
山形と仙台にフォーラムより全然映画館感なくて今回も場所知ってるのに「ここ?だよな??」ってなった。
別件でギリギリに着いてしまったため、バタバタしながら、チケットを購入(事前に購入しており、QRを読み込めばチケットがすぐ発行される仕組み…だがチケット確認今してないっぽいので、意味あるんだろうかと思いつつ笑)。
そして個人的にアップリンクと言えばの「伊良コーラ」を購入。コーラ嫌いの私が唯一進んで飲むコーラである。
その後スクリーンを探すも……まず1階、グッズ販売コーナーの近くに飲食を発売する場所があり、その先にパンフレットが置いてある部屋、どうやらその部屋の扉の向こうにスクリーンがらあるようだが…あれ、全部扉閉まってる…
チケットをよく見ると「2F」と書いてあった。
え、2階あるの?と、その奥にどこから見ても雑居ビルの階段みたいな(ポストもあった)ところに行きつき、そこの上を登ると確かに、あったスクリーンが。
スクリーンの中は正直新宿バディオスより狭かった。まぁこんなビルの中にある映画館だから仕方ないか…
とにかく、映画館本編が始まる30秒前に着席。間に合って良かったー。

映画ですが、いやほんとに初見だったので、日本人の異常な武士道に若干ひきつつ(こんなにすぐ自害するものなんすかこれ、死んで詫びる文化怖すぎるだろ…って思ってしまうのも西洋の文化が入った現代人の目線のせいだろうか)
そしてたけしさん演じる役が意外と良い奴で思わずニヤニヤしてしまった。
そしてデヴィットボウイかっこよすぎだろと。ずっと見てられるあの人。めちゃくちゃオッドアイだし、態度とか性格だけでなくもう絶対ビジュアルに惹かれただろヨノイ大尉(坂本龍一)。そこら辺すごく『ベニスに死す』的なBLだなと思った。
BLと聞いていたが、私は想像以上にハラさん(たけし)とロレンスの友情?的なものでボロボロ泣きました。間違いなく4人全員が均等に主人公だった。
それにしてもいままでモノマネでしか見たことなかった「メリークリスマス!メリークリスマス!ミスターロレンス!」が見れて大感激でしたわ。

あと坂本龍一の音楽めっちゃ良かった。有名なあれ以外にも、自分の畑(YMO)であるシンセサイザーが多用されていて、これを1942年の話にぶつけてくる感じ、当時は新しかったんじゃないか。特にセリアズ(ボウイ)が死ぬ前に見る回想の中で弟がずっとボーイソプラノで歌っている歌と、後ろで流れているめっちゃ不気味な音楽がちゃんと伴奏として仕事しちゃってるところ、やっば!なんだこの人やっぱり教授凄すぎる。

ちなみに自分の泣きポイントは最後ヨノイ大尉がセリアズの髪の毛を切ったところからEDのスタッフロール途中までずっと泣いてました、(やばい、これはまずい早く涙を止めないとーー)と思って結局ボロボロのまま恥ずかしくて映画館を飛び出しました(よくやってる)

とにかく、アップリンク渋谷、閉まる前に行けて良かったし、戦場のメリークリスマスもう1回見たい。