君の美しい言葉 vol.7

私は新藤晴一から紡がれる美しい言葉たちが好きだ。

もちろん、「はっ」とさせられたり、「確かにな、私も頑張ろう」などのメッセージがある言葉も沢山もらっているのだが、ただ単にこの日本語美しいなという言葉も沢山もらっているわけで、今回は私が好きな晴一さんの日本語を一部紹介する。

CLUB UNDERWORLD
ポルノファンとして、一つの目標である『ファンクラブツアー(FUNCLUB UNDERWORLD)に行ってこの曲を聞く』と言うのがまだできておらず。ある意味憧れの曲。私もCLUB UNDERWORLD行きたいです。曲自体の世界観は好きだけど(この曲が「WORLDILLIA」の1曲目なのも得点高い)歌詞は特に好きな箇所はないかも。強いていえば

グラスに沈め 嫌いな友よ
キャンドルの炎で燃えてしまえ 不確かすぎる明日よ

なんかかっこいい・・・。
何より『不確かすぎる明日』って言うパワーワード

元素L
これはほんとあれです。全部口にしたい日本語たちなんだけども、
やはり

愛の言葉はねぇ 優しいくせに
舌先離れるまで なんて苦い

この歌詞が天才すぎる。優勝です。

デッサン #3
これ一応女性の心情を歌っているのに、なんでこの曲、男性が歌ってるように見えてしまう。『君』って言っているせいなのかな。『うまくいかないや』って女性がいうのか?まぁもしかしたらモデルにした女性スタッフがサバサバ系男前女子だったのかもしれないけど。
一応歌詞としては

この狭い部屋に遥か遠い君がいて
悲しみは いつだって女だけに降りそそぐ

狭い部屋に『心が離れまくってる』君がいて、
その後の『悲しみはいつだって女だけに降り注ぐ』と言う歌詞が『ガッツリ女性主人公だな』って思う(どちらかと言うと男性の方が引きずる気がするので)

カルマの坂
これはー、歌詞というか物語なんだよなー。絵本みたいな。AメロBメロはお話要素強いけどサビはまぁ詩っぽいかな

清らかな、その心は穢れもせず罪を重ねる。
天国も地獄さえも、ここよりマシなら喜んで行こう。
「人は皆平等などと、どこのペテン師のセリフだか知らないけど」
清らかな、その身体に穢れた手が触れているのか。
少年に力はなく、少女には思想を与えられず。
「神様がいるとしたら、なぜ僕らだけ愛してくれないのか」

最初2行でこの少年少女がどんな人間なのがわかってしまうのが凄い
この鉤括弧のところがもう『それな』すぎる
サビ以外だと。

夕暮れを待って剣を盗んだ。
重たい剣を引きずる姿は、風と呼ぶには悲しすぎよう
カルマの坂を登る。

風のように大人に追いつけないくらい速さで走る少年が『風呼ぶには悲しすぎよう』『カルマの坂を登る』っていうナレーターうまいこと言うわー。

くちびるにうた
実は曲はそんな好きじゃないのだが、歌詞が良い。日本語がもう合唱曲のそれです。合唱曲になれよ。

薄い氷が はりつめた闇を 爪先で歩くから 凍えて 眠れないよ
閉じた傷あと 淡い桃色は 悲しいほど綺麗 いつかは消えるのかなぁ
星の降る夜空など とうに絶滅した 僕らはせめて願いをかけて

いやまじで合唱ですやん。

やわらかな言の葉の花束をそっと添えて

いや葉っぱじゃなくて花束!?