君の美しい言葉 vol.10

私は新藤晴一から紡がれる美しい言葉たちが好きだ。

もちろん、「はっ」とさせられたり、「確かにな、私も頑張ろう」などのメッセージがある言葉も沢山もらっているのだが、ただ単にこの日本語美しいなという言葉も沢山もらっているわけで、今回は私が好きな晴一さんの日本語を一部紹介する。

ドリーマー
これ妄想爆発曲なんだけども、これの前に甘々のカップルなのか新婚さんなのかわからないが、とにかく微笑ましすぎて一生爆発しろな曲『We Love Us』があるのだが、

今日はうまく塗れたみたいだね
そっと応援した甲斐あった
まるで笑みを絶やした事のない
可愛らしい人みたい

など、爆発しろよな歌詞が書いてある『We Love Us』と『ドリーマー』、書いた人が同じとは思えない。絶対こいつ童貞。『君の事を穢してやる俺の彼女にしてやるぜBaby』だっせえw
でもやっぱり中の人は『新藤晴一』。この曲の締めがなんかちょっと好き。

愛であれば痛い方がいい いつか夢の出口で待っていて

妄想すごいじゃんキッショって思いつつも、ここだけなんか新藤晴一っぽく綺麗に閉める。『いつか夢の出口で待っていて』がなんか好きなんだよなぁ。

プッシュプレイ
東京ドームでファンたちの心を鷲掴みにしたあの曲、もちろん好きな歌詞も多い。

両手にもポケットにもバッグにさえ 荷物が溢れ動けなくなってる
くだらないものだってあるんだけど それがどれかも思い出せない

何がいらないもので本当に必要なものがなんなのかよくわからなくなっているの比喩かな?

かつてロックが発明された時代 混沌とした世界が敵で
勝負の見えてきた現代は 立ちはだかる壁も探せない

うわーこれな。
昔は明確な、非常にわかりやすい敵がいて、今はわかりやすい敵がいない。

耳を塞いでる奴らにまで聞こえるように馬鹿でかい音で
「その拳突き上げろ」と唄う
あのロッカー まだ闘ってっかな?

ごめんなさいここは単純にかっこいいから好き。

何度も
もうこれは『詩』です。全部載せたいくらい『詩』です。

ポロリポロリと髭を弾いてる
猫は屋根の上
猫が知るたった一つの曲が響いている
湿ったらいい音が出せないと猫が言う

この曲など、本人犬派なのに歌詞の登場率は猫の方が上である。

みんな誰かに出逢って そして時には惹かれあって
でも少し嫌いになって また好きも少し増えて
足したり引いたり 今いくつだろ
じっと両手を見つめて 途中から数え直して どこで躓いたのか
確かめられたとしても 同じ痛みをなぞるだけなら
暁に酔うほどわからなくもなってきた

『何度も』そういう所って多分新藤晴一くらいしか気にかけないんじゃないかね。

世界を簡単にひっくり返せた 鉄棒も眠る

はーいいなーこれも好きだなー言い回しが良いよなー。

そして単純にここすごく勇気もらえるから、辛くなったらよくつぶやいている言葉。

もう無理しなくてもいいよ
だいたい計算は苦手
ただ僕に尋ねてよ
答えはわかっているから
最初も最後も変わりはなくね

無理しないよ。無理せずに生きていくよ。