引っ越しを機に持っている服の3分の2を捨てた話

rioです。
今日はミニマリストの話です。

以下の写真は記事執筆当時(2021年9月)の部屋です。さすがに見せられなさそうなものは隠しましたが、ほぼ普段の様子です。スリッパとか散らかったまま。

画像1

画像2

画像3

世間一般で想像される究極のミニマリスト(無機質な机と椅子とノートパソコンぽつーんみたいな?)とまではいかないですが、かなり物を減らして生活できているのかなと思います。僕のスペースだけちょっと物が多いけど・・・。

今はこの空間にみらい(嫁)と2人で暮らしていますが、この姿になって半年経った記事執筆時点では特に不自由なくすっきりと暮らせているなと感じています。

さて、この記事では僕が最近ハマっている「ミニマリスト思考」についてまとめていきます。引っ越しの時にめっちゃ物捨てた話を例に、実際にどんな考えで物を捨ててきたのかなどの話をします。物を捨てる基準の考え方は多少参考になるんじゃないかなと思っています。

引っ越しで捨てたもの

僕は2021年3月末に引っ越しましたが、引っ越すにあたって持ち物を半分以上減らしました。特に服は3分の2は捨てました。オタクグッズに関してはほぼすべてメルカリで売りました。

引っ越す前の2週間くらいは毎日5Lのゴミ袋のゴミを出していたと思います。引っ越し時の段ボールは2人合わせて10箱ありませんでした。

引っ越す前の写真はこちら。これでもまあまあきれいにしてる方だとは思いますが、今現在に比べるとやっぱ物は多いですね。

画像4

画像5

画像6

さて、僕が引っ越しを機に捨てたもののの話をします。

服を捨てる

服はめっちゃ捨てましたね。特にTシャツが多かったですね。ライブのたびに増えていたので。

捨てた基準はこうです。

・服は1年以上着てないものと、来シーズン着なさそうなものは捨てる。

「これは思い入れあるけど結局1年以上着ていないしなー」「これ買った当初はいい買い物したと思ったけど結局今シーズン数回しか着なかったし来シーズンは着なさそうだなー」などとうんうん唸って服を捨てていきました。その結果服が3分の1になりました。

スーツも捨てました。スーツは、割といいやつ2着と就活用2着持っていましたが全部捨てました。そもそも仕事柄年1スーツ着るかなくらいなので必要ないですし、割といいやつに関しては全く着ないのに「割といいやつだからもったいない」という理由だけで残していたので、この際思い切って捨てました。ゴミ袋に入れるときに「ありがとう…もったいないけど…ありがとう…」と念じながら入れたのを今でも覚えています。

今はUNIQLOのスーツを1着と冠婚葬祭用の真っ黒スーツを1着持っています。UNIQLOのスーツいいですよ。オーダーメイド感覚でサイズを細かく指定できるのにリーズナブル。万が一スラックスが破れたとしても全く同じものをオンラインで7000円で買い直せます。

あと効果あったのは、下着をそろえたことですね。いろいろ種類のあったパンツや靴下もほとんど捨てて、すべて同じものでそろえました。具体的にはUNIQLOのAirismのボクサーパンツと黒のハーフソックスをそれぞれ6つずつです。

下着をそろえることで、洗濯のたびにやっていた靴下神経衰弱をすることもなくなりだいぶ時短になったと感じています。ちなみに個数がちょっと多めなのは3泊4日の旅行に耐えるためです。3泊4日であれば旅行に持っていくのに3つ+予備1つが必要で、初日はいていく分含めると最低5つあれば足ります。それ以上の期間の旅行は旅行先で洗濯する前提です。

オタクグッズは売る

タペストリーやクリアファイル、イラスト集、フィギュアなど、オタクグッズは結構持っていましたが、引っ越しを機にほぼほぼ売りました。グッズは特に冴えない彼女の育てかたのグッズが多かったですね。Fes限のタペストリーや映画パンフレット豪華版など、レアなグッズもそこそこ持っていました。

こういったグッズは得てして買った時点で満足しちゃうんですよね。正直1回読んでその後3年放置されてた本とかも結構ありました。僕の場合、オタクグッズがかなり場所を占領していたと思います。

これらのオタクグッズはほぼほぼメルカリで売りました。具体的には加藤さんのフルグラTとローソンコラボの浴衣のタペストリー以外は全部メルカリで売りました。判断基準は服と同じく1年以上触っていないものです。冴えカノグッズは定価で売れたものも結構あったので計5万円くらいになりましたね。フルグラTと浴衣のタペはさすがに売れなかった…

キッチン用品も必要な物だけ

服、オタクグッズに加えてまとめて捨てたのがこれです。キッチン用品は引っ越し先で買いなおす前提で全部捨てました。

引っ越し後は必要最低限のものでそろえています。例えば鍋系は26cmの深型フライパン、20cmの片手鍋、26cmの深型の鍋の3つ。以前、フライパンは大小2つ持ってましたが、26cmの深型フライパンで全部事足りました。カレーもこれで作れるし。26cmの深型フライパンまじで優秀。

あとは食器・カトラリー類ですね。プレート、お茶碗、コップ、箸、カトラリー(スプーン・ナイフ・フォーク)すべて2つずつです。来客用のお皿、コップ、箸はすべて百均の使い捨ての物を都度買ってます。コップはプラコップがいいですね。皿もプラスチックが良いです。紙皿だと白米が皿にくっついちゃうので。

来客用の物を全部使い捨てにしているのは、月1あるかないかの来客のために皿やカトラリーを多めに持っておいたりするのが余分に感じられたからです。わが家へのオタク来客はちょいちょいありますが、今のところこれで困ったことはありません。あと洗う必要がないのがすごくいいですね。友人が帰ったらゴミ袋につっこんで捨てればいいだけ。来客後の片づけが相当楽になりました。

その他も捨てる

その他の物も引っ越しを機にかなり捨てました。代表的なものはぬいぐるみ、ふとん、説明書類などでしょうか。

ぬいぐるみは捨てるのは忍びないのでぬいぐるみ寄付団体に寄付しました。送料負担すればぬいぐるみを引き取ってくれるのでおすすめです。

ふとんは夏用、冬用、来客用と3セット持っていましたが、これらも捨てました。エアコン付けてれば夏も冬もニトリの肌ふとんで問題ないし、来客用のふとんはそもそも人は泊めないことにすれば不要でした。近所に3000円で泊まれるアパホテルもあるしね。

説明書類は今の時代、大抵メーカーのホームページからダウンロードできるのでそもそも残しておく必要はありません。保証書も不要です。壊れたとしても買った時のデータがメールやアプリに残っていれば結構対応してもらえたりするし、そもそも高価なものは買わないので少なくとも僕にとっては不要です。

また、不思議な価値観かもしれませんが、手紙類も写真に撮ってほとんど廃棄しました。手紙、書類は写真に残っていれば十分と思ったからです。OneDriveの画像フォルダに「手紙」というフォルダを作ってそこに入れています。

ミニマリスト

ここまで僕が引っ越しの時に実際に捨てたものを挙げてきましたが、ここからは「ミニマリスト」について少し掘り下げていきたいと思います。

ミニマリスト、意外と奥深い世界ですよ。

ミニマリストは物を捨てまくっているヘンタイ?

最近流行りのミニマリストですが、実はちょっと誤解されちゃっていたりします。

ミニマリストは決して「物を捨てまくっているヘンタイ」ではありません。ただ物を捨てまくっているわけではなく、とある思考に基づいて最低限の物だけで暮らしていこうとしているのです。

ここで参考文献を貼っておきます。ミニマリストについてはいろいろ調べましたが、これが一番よくまとまっているかなと思います。「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」(佐々木 典士 著)の本要約動画です。

ミニマリストとは思考である

さて、ミニマリストの誤解を解いていきたいと思います。

ミニマリストとは「ものを捨てまくってるちょっと変わってる人」ではなく、「物は最低限必要な物だけに絞り、重要な判断に集中するという思想」 なのです。これだけでは伝わりづらいと思うので、「ミニマリストとは何ぞや?」を僕なりにがんばって書いていきたいと思います。

ミニマリストは必要最小限の物で暮らす

ミニマリストは何でもかんでも物を捨てているわけではありません。必要最小限の物は残すが、優先度が低いものは家に置かない、そんなスタイルです。

物、あったほうが良いじゃんって思ったりするんですが、多すぎると逆にデメリットもあったりするんですね。

例えば、

・物が多いと、どこにあったっけ・・・となりやすい。
・物が多いと、部屋が狭くなる。
・物が多いと、何を持ってたか覚えてられない。

などですね。

ひとつ面白い考え方をご紹介すると、「本棚を持っていると本棚を置くスペースが必要になるから、それを仮に1畳とすると、あなたは毎月1畳分 "本棚の家賃" を支払ってることになる」ってやつですね。紙の本たくさん持つくらいなら電子書籍でいいじゃんと、そんな文脈でした。

逆に、必要最低限のものしか持たないというスタンスについても、案外気づかないメリットがあったりします。

・物が少ないと、部屋が広く感じる。
・物が少ないと、判断回数が減る。

まず、広く感じるについてはまあ当たり前なのですが、これはたぶん皆さんが想像するよりメリットあるんじゃないかなと感じています。

例えば、夏に海のきれいなリゾート地に旅行に行って、ホテルの部屋に入った時を想像してください。きれいな部屋にオーシャンビュー、それに最低限の着替えと水着と暇つぶしグッズが入ったスーツケース。どこにでも行けそうな身軽な感じがしますよね。(しますよね?)少なくとも物にあふれた自室にいるときにはない感覚を感じます。

物が少なくなると毎日あの感覚なんです。家にいるけどホテルにいるみたいな。部屋が広々としていてどこか身軽な感覚です。これが少ない物でくらす何よりのメリットですね。

ちなみに余談ですがホテルの部屋は優秀な家具レイアウトのお手本です。ホテルの部屋は実はその手のプロが考え抜いた家具配置になっているので、レイアウトを真似するにはもってこいだったりします。

次に判断回数が減るについて。これが結構強力なメリットなのです。ミニマリスト思考を調べているときに一番へぇ~となった考え方ですね。

まず、人間は1日に判断できる回数が限られているそうです。軽くググった限りだと、ソースがありそうなもので35000回が上限と書いてありました。そんなに何回も判断してないやろと感じる人もいると思いますが、昼食を何にするかも判断、退勤後にTSUTAYAに寄るかどうかも判断、今トイレに行くかどうかも判断です。人間、意外と日々判断しまくっています。

実は物があるだけで判断回数は増えます。例えば、長いこと使ってないTシャツが目に入ると「それを今日は使わないという判断」「それを捨てたほうがいいと思うもののなんとなく捨てないという判断」など、Tシャツがあるだけで判断回数を消費しています。同様に、賞味期限が切れてそうな牛乳が目に入ると「賞味期限確認したほうがいいなという判断」「牛乳をいつ使うのがベストかという判断」など、牛乳があるだけで数回分判断してしまっているのです。

物が目に入るだけで判断回数を消費しているということは、逆に言うと、物を減らすとその分だけ判断の回数が減るということです。

日常の判断回数が減ることはメリットです。それは、より重要な判断に集中できるからです。Appleの創業者スティーブジョブズは毎日同じ服を着ていたそうです。黒のタートルネックにジーンズ、足下はスニーカーというスタイルです。目的は日常生活の判断回数を減らすためです。日常生活の判断回数を極力減らすことで、経営の重要な判断にエネルギーを割いていたということです。

捨て基準

さて、ミニマリスト思考の基本の考え方を感じたところで、次は物を捨てる基準について解説します。ここ、今日の重要ポイントです。

例えば、以下のような基準で物を捨てます。

・1年以上使ってないものは捨てる
・複数持っているものは捨てる
・3000円以内で買いなおせるものは捨てる
・見栄を張るために持っているものは捨てる

1個ずつ解説していきます。

1年以上使ってないものは捨てる
「いつか使うかも」をはじくための基準です。「いつか使うかも」は永遠に使いません。もったいない精神で1回使うかどうかです。そういうものはどんどん捨ててしまいましょう。どれだけ思い入れがあるものでも、です。僕の場合、服やオタクグッズはこの基準でかなり捨てました。

複数持っているものは捨てる
服とかは例外ですが、同じ機能を持つものが複数ある場合は捨てます。キッチン用品がいい例ですね。文房具もこの考え方でだいぶ減らせます。ボールペンはSarasa dryの黒が2本と2種類の太さの油性ネームペン1本とシャーペン1本の計4本があれば大抵事足ります。ボールペン、記念にもらったものとか、必要以上にたくさん持ってたりしませんか?

3000円以内で買いなおせるものは捨てる
年1使うか使わないかの物で3000円以下で買いなおせるものは基本全部捨ててしまいます。百均グッズも基本家には残しません。必要になったら買いに行けばよいです。

見栄を張るために持っているものは捨てる
だれかに見せるために持っているものは捨てます。見栄には上限がないからです。もしかしたら、GUCCIの財布を持っていると周りから羨ましがられるかもしれません。異性からのアプローチも増えることでしょう。しかしそんないい気分も束の間、ランボルギーニを持っている人に遭遇してしまったら、GUCCIの財布の威厳は憐れにも崩れ去ってしまうことでしょう。それでも負けまいと、やっとの思いでランボルギーニの車を手に入れたら、今度は海外に高価な別荘を持ってるレベルのお金持ちに遭遇してしまうわけです。こうなるといよいよ上限がなくなってきますね。上には上がいます。見栄に上限はないのです。

物を買うということは本来機能を買うことです。セロハンテープを買うということは何かと何かを接着する機能を買っているということだし、車を買うということはある地点からある地点への移動手段を買っているということにすぎません。

もしもベンツやランボルギーニが欲しいとなれば、それは移動手段としての車を買っているというよりは「ベンツ持ってる自分」というステータスを買っているということにほかならないと思います。

もう一つの基準
ここでもう一つ、物を捨てる基準の例を紹介します。みらいが引っ越し前に実際に物を捨ててた基準です。それは、「使ったものは元の場所に戻さず机の上に出しておいて、1か月たっても机の上にないものは、1か月なくても平気ということで不用品として洗い出す」という方法です。基準は実にシンプルで取り組みやすいですが、実態の生活に沿って不要なものをあぶりだすかなり強力な方法だと思います。ちなみにその結果、家のほとんどの物が必要なかったとか・・・。

さて、ここまで5つの基準を紹介してきましたが、これらはあくまで一例です。ミニマリスト気質の人はそれぞれに物を捨てる基準「捨て基準」を持っていたりします。なので、自分の心地よい基準を探りながら物を捨てていけるといいんじゃないかなと思っています。

部屋の統一感を出すコツ

最後に余談ですが、「部屋の統一感を出すコツ」について少し解説したいと思います。

部屋の統一感を出すコツは、物の色をそろえることです。いやいやそんなん当たり前じゃんという気持ちになりかけますが、ここにちょっとしたテクニックがあるのです。 色は固定するが、無彩色と木製はOK というものです。

色は固定するが、無彩色と木製はOK

まず部屋のテーマカラーを決めます。例えば青とか。ちなみに我が家は白ですね。例として不適。

テーマカラーを決めたら、次はアイテムの色を絞っていきます。ここでのポイントは アイテム全部テーマカラーでそろえなければならないわけではない ところです。

部屋の統一感を出すうえでは、 無彩色と木の色のアイテムもOK です。無彩色とは白、薄いグレー、濃いグレー、黒などのいわゆる「色みを持たない色」になります。この無彩色と木の色はどんなカラーにもなじむのです。全部青でそろえるのはきついけど、青だけでなく白や黒、木の色がOKとなれば何となくいけそうな感じがしませんか?

例えばテーマカラーが青で明るい感じにしたいならば、アイテムの色は薄めの青系、白、薄めのグレー、明るめの木の色あたりでそろえていきます。青でシックな感じにしたいなら、相手の色は濃い目の青系、黒、濃い目のグレー、濃い目の木の色となります。

我が家は白い家にしたかったので、基本的に色は白、グレー、(差し色で)青を取り入れています。

画像7

ベッドフレーム・机は白ですが、ふとん・カーテン・スリッパはグレーですね。椅子は枠は白いですが、座面は青です。

画像8

キッチン用品はKEYUCAの木のシリーズでそろえています。まな板はニトリの安いヒノキまな板ですね。タオルはニトリのグレーのやつです。僕のバスタオルもこのタオルで十分なので、同じタオルを5枚持っています。

このようにテーマカラーに加えて無彩色と木の色を許容することで無理なく統一感を出しています。

さいごに

次は机の下の配線の話とかしたいですね。

画像9

それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?