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働く女性と子宮頸がん

こんにちは、ハッチヘルスケアの安永です!

今回は「働く女性と子宮頸がん」について、記事を記載します。

働き方改革により、今まで推進されていた女性の社会進出がさらに加速しています。共働きの家庭も多くなっています。一方、女性特有の病気である子宮頸がんにより、働くことを諦める人も多くなってきています。(子宮頸がんは、 高齢になるほど増加する大腸がんなど他のがんとは異なり、むしろ若者から中年にかけてピークを取ります。)

今回は実際に働く女性と子宮頸がんの関係性について調査しましたので、ご一読ください。

○子宮頸がんについて

子宮頸がんについて、子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分から発生するがんのことです。以前記事を作成していますので、よろしければこちらも一読して頂けると幸いです。⇨5分でわかる子宮頸がん①子宮頸がんとは?

○子宮頸がん検診について

子宮頸がん検診によって早期に発見することができれば、治療によりほぼ 100%完治し、妊娠・出産も可能です。それにもかかわらず、日本における検診受診率は非常に低いのが実態です。 

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     図1: 諸外国の子宮頸がん検診における、20~69歳の受診率

出所: 日本医師会ホームページ「知っておきたいがん検診」(2021/1/26 閲覧)
    https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/data/foreigncountry/

米国、英国では、疾患に関する教育が国家レベルで徹底されており、子宮頸がん検診受診率も 80%以上と非常に高く、そのため子宮頸がんの発生率も日本に比べ低いです。
これに対し日本では、対策が一部追いついていない点があり、職域においては、健康保険組合や共済組合(以下「健保組合」と表記)は健康保険法により個々の実態に応じて子宮頸がん検診の実施の有無を決められるため、実施していないところもあります。実施している場合でも、2008年の「子宮頸がんから女性を守るための研究会」の調査によれば、20歳代の受診率は被保険者本人でも21.1%と低いです。

出所:子宮頸がんから女性を守るための研究会」の調査 (2021/1/28 閲覧)

○働く女性と罹患率

国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(2017年11月17日更新)によると、20~30歳代の罹患率推移は以下のように推移しています。

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引用:がんとしっかり向きあうためにがん保険がよくわかるサイト<https://www.aflac.co.jp/gan/yokuwakaru/article/page42.html>(2021/1/28 閲覧)

本データより、特に働く20〜30代の若い女性に子宮頸がんを煩う確率は全年齢や子宮体がんと比べて、高い割合になります。

これは「女性の社会進出」など、社会全体で働く女性の最大限の活躍を推進する機運に少なからず悪影響を及ぼすと考えられます。女性が働き続けるための健康面への配慮をしなくてはいけないことが推測されます。

○実際の声

それでは実際に女性が働く職場の一つであり、&Scanご利用健保様の一つである ニューオータニ健康保険組合様の声を聞いてみましょう。

&Scanご利用健保様の声① ニューオータニ健康保険組合様

「子宮頸がん」が会社に関わる大きな問題だと痛感したからです。昨年、当組合の被扶養者が子宮頸がんだと発覚し、お子さんが一歳になるかならないかというところで亡くなられてしまうということがありました。残されたご主人は、お子さんの保育園のことなどで一時期仕事を継続することが難しい状況でしたが、会社のバックアップもあり、現在は子育てをしながらお仕事を続けていらっしゃいます。この経験から、働き盛りの世代を襲う子宮頸がんという問題にしっかり取り組むことが、会社にとっても不可欠であることを感じました。ちょうどそのタイミングでハッチヘルスケア社のお話を伺い、子宮頸がんは早期発見で予防できるがんだと知ったことから、その子宮頸がんの原因となるHPVセルフチェックを行うことで、女性被保険者及び被扶養者にご自身の健康を気にしてもらうように意識を変えてもらいたいと思い、導入しました。
引用:&Scanご利用健保様の声① ニューオータニ健康保険組合様

実際に&Scanをご利用していただける健保様の声を一部抜粋させていただきました。他にも&Scanをご利用していただける健保様は数多く、どの健保様も子宮頸がんについて真剣に悩み、施策を講じています。それほど、子宮頸がんは重大な問題となっています。

○終わりに

女性がますます社会で活躍するようになり、かつ子宮頸がんになる年齢が若くなっているいま、若くしてがんにかかり、その後の人生に大きな影響を受けた女性たちが多くいます。
もし子宮頸がんを発症し、進行してしまったら、あなたの生活はどうなるでしょうか。働くことができなくなって生活が苦しくなったり、将来子どもをもつことができなくなるかもしれません。だからこそ、今回の記事を一読し、考えるきっかけになれば嬉しい限りです。


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【このnoteを書いたのは】 インターン生 安永友洋
明治大学所属。Hatch Healthcare株式会社にて、noteの記事作成やPR活動を担当。

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