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#140字小説 『目覚まし時計』

月曜日、目覚まし時計が蓮根に変わっていた。

朝の冴えた頭脳は、穴が12個あるに違いない!と知らせる。

1、2……。針がないので時間がわからないという真理に至り、蓮根は冷蔵庫へ戻すことに決めた。

だが、今ではない。日曜の朝に急いですべきことではないのだ。

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