ぽん

とりたてて『これが専門!』と言えるものは無いけれども。自分が様々なジャンルで身に付けてきたことを、ここいらでまとめて、後世に残す作業をしても良いんじゃないかと思い始めている。

ぽん

とりたてて『これが専門!』と言えるものは無いけれども。自分が様々なジャンルで身に付けてきたことを、ここいらでまとめて、後世に残す作業をしても良いんじゃないかと思い始めている。

最近の記事

漢字Talk6.0

 自分がメインで使い始めたのが、大体これくらいの世代(と言うと、私の年代も分かってしまうのだろうか)。  これ以前にも日本語環境はあったが。英語の豊かな表現力と比べて、日本語はあまりに貧相だった。以前のエントリーで書いた「様々なフォントが使えて画期的」というのは、初期のMacにとってはアルファベットに限定した話だったのだ。それが、漢字Talk6.0後半〜漢字Talk7になって、一気に日本語にとっても実用的になった。最も大きなポイントは、日本語TrueTypeの採用だろう。

    • アドビのFlash

       HyperCardのスタック作家による粗造乱造で、巷には様々なスタック(HyperCardで開ける作品など)が溢れていた。それも、HyperCardの無料バンドル終了とともに廃れていく。  一方、世間(特に2ちゃんねるの掲示板)では、Flashを使った一発ネタ的な動画を作るのが流行ったりした。私もFlash8を購入して、少し作ったりもした。作成に有料ソフトが必要なものの、カラーのパラパラ漫画が簡単に作れる点では、HyperCardと似たような感じだった。もちろん、Flash

      • HyperCard

         時代を築いた伝説的なソフト。一度でも触ったことがある人には説明不要。けれど、あまりに古く、もはや動く環境が失われて久しく、知らない人も多いと思うので。説明を試みる。(というか、この文を読んでるような人は、みんな知ってるよね)  MacPaintのようなお絵描き機能を持ち、MacWriteのような文章作成機能を持ち、カード型データベースのようにデータを格納でき、さらに!スクリプトで自由にプログラムを組むことが出来る、それがHyperCard。最も基本的な使い方はカード型デー

        • MacPaintとMacWrite

           両者はいずれも、Macintoshの初期にバンドル(付属)していたアプリケーション。お絵かきソフトとワープロソフト。詳細などはWikiに任せることにして。ここでは、何が画期的だったか?を記してみる。  まずはMacPaint。  モノクロで必ずしも解像度は高くない。けれど、さまざまなドットパターンで味がある絵が描ける。この時代、日本のBASICを中心としたコンピュータでは、lineやcircle, boxなど幾何学的な図形を組み合わせて絵を描くのが主流だった。それと比べる

          やり直し(Undo)は魔法のコマンド

           キーボードショートカットで出てきた「やり直し(Undo)」について。人は誰でもうっかりミスをする。だから直前に戻る「やり直し」があると助かる。  でも、Mac以前の古のパソコンソフトでは「やり直し」なんて無いのが普通だった。誤操作だろうとなんだろうと、失敗したら終わり。もう戻すことはできない。  例えば、お絵かきソフトで「この領域を赤色に塗ろう」としたとき、領域を囲う線にもしも1ドットでも穴があったら、そこから色が漏れ出て全体が真っ赤になってしまう……なんてことがザラにあ

          やり直し(Undo)は魔法のコマンド

          USキーボードの薦め

           その前に、JISキーボードの良い点をおさらいしておこう。  やや古い、すでに死語になりつつあるが、「NTT」に対して「ミカカ」という隠語。この語源は、JISキーボードで「N」と「T」に割り当てられたカナが「ミ」と「カ」で、かな入力のまま「N」「T」「T」と打つと、「ミ」「カ」「カ」と入力されてしまうことによる。JISキーボードを見れば、理由が分かる。  似たような話で、何かの掲示板のネタ的な話題。どこかの会場の様子を聞かれたことに対する返答で「キーボードのUから左へ、か

          USキーボードの薦め

          Dvorak配列との出会い

           おおよそ一般的とは言い難いキーボード配列……Dvorak配列を、いったいどこで知ったのか? 記憶しているのは2つ。月刊ASCIIのコラムとAppleⅡcのチラシ。  昭和末期〜平成初期にはインターネットはまだ一般には普及しておらず、情報の収集はもっぱら『紙の本』。さまざまなコンピュータ雑誌が毎月発刊される中で、パーソナルから業界の専門的な話まで幅広い内容を扱っていたのが「月刊ASCII」。その中のコラムでDvorak配列の紹介と、当時最も普及していたPC-8801やPC-

          Dvorak配列との出会い

          ResEditで何をしていたのか

           ResEditとは古のMacintoshのシステムを弄るツールである。「システムを弄る」なんて書くと、物凄い特殊なことをしているみたいだ。例えば、映画のようなハッカーが巨大な企業とかのシステムに侵入するとか、通常では使えないような機能を発掘するとか、果てはコンピュータ・ウイルスを作り出すとか……。いやいや、そんな犯罪のような使い方じゃない。自分はただ単に『Dvorak配列』を使いたかっただけなのだ。  キーボードのリソースを作成し、Dvorak配列をベースに少し自分用にカ

          ResEditで何をしていたのか

          プロフィールのアイコンについて

           プロフィールのアイコンにはResEditのアイコンを引用した。ResEditとは、いにしえのMacintoshのシステムを弄くるツールである。そういうツールにいくばくかの思い入れがある人間である、という事を表している。  「いにしえ」と言っても、1990年ごろのツールなので、わずか30年ほど前のことだ。バブル崩壊後に20年失われて、Appleも似たような暗黒時代を経て、その後のiPhone誕生からすでに10年以上が経ていることを考えると、30年前なんてつい先日の出来事のよ

          プロフィールのアイコンについて