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[BGA攻略]宝石の煌き2021日本大会の結果解析について

 ボードゲーム攻略班のど〜けしです。
 攻略記事7回目は宝石の煌きの紹介の番外編となります。(※アナログゲームマガジン11月号の記事です

 今回の攻略では実践結果についてデータ化し解説したものです。初心者〜エキスパートの方を底上げする力となれば幸いです。よろしくお願いします。

注意.今回は2人用の宝石の煌きについて攻略スポットを絞っています。

日本の有志の手によって宝石の煌きの日本1位を決めようという大会がBGAにて2021年10月10日~11月2日の間で行われました。

大会

 予選トーナメントをスイスドロー8回戦行い、プレイオフで上位8名の決勝トーナメントを行いました。

※スイスドローとは、勝利ポイントが同じ者同士均等に対戦相手が割り振られるトーナメント形式です。

 大会の結果は以下のサイトをご参照ください 

 それでは、予選トーナメント全168試合(有効試合数)の結果についてデータ解析しましたので、次回大会等の攻略に向けてご活用ください。


●先手/後手の有利について

 各々の宝石の煌きの攻略記事を拝見すると、先手の方が選択肢が多いため有利だと言われています。
 今回データを集計してみた結果、グラフにしてみるとわずかに有利な結果になりました。

手番の勝率

手番の勝率_

 確かに先手側の方が有利でしたが、ほぼ50:50の結果のため考察を挟みます。

先手後手

 実際のプレイでは、先手の行動に対して後手が対策を取りやすいです。
例えば初手でカードをキープをされた場合に、予めにチップをカットしたり、対戦相手の購入ルートを予測してから始めるため余裕があります。

 あながち先手有利というのも難しいです。

●どのぐらいカードを獲得するかについて

 全試合のカード獲得枚数(キープを含む)について集計した結果になります。

 総カード枚数についてLv1のカードが40枚、Lv2のカードが30枚、Lv3のカードが20枚の構成となっております。

ゲーム中に獲得されるカード枚数

ゲーム中に獲得されるカード枚数_

 全試合の集計結果から一人当たりが、どのLvを何枚獲得するか示した結果が下の図になります。

一人当たりが獲得するカード枚数(キープ含め)

一人当たりが獲得するカード枚数(キープ含め)_

 ゲタ用に5枚カードを獲得して、Lv2カードで7点獲得して、Lv3カードで8点獲得するイメージです。

●初手に実行するアクションについて

 宝石の煌きを慣れ親しんだ方は初手にどのアクションをするかを談義することが良くあります。
 今回の大会ではLv2カードのキープする行動が一番多く、全体の35%の方が選ばれています。また勝率についてもLv2カードのキープをしている方が56%と好調な勝率を出しています。

 ちなみに山札をキープしたプレイヤーもいましたが引き運が悪く結果が振るいませんでした。

初手アクションにおける勝率

初手アクションにおける勝率_

◆初手でキープするカードについて

 上記の結果でキープしたカードについて詳細を掘り下げていきます。
 大会中に最もキープされた回数が多かったのはコスト[6]のカードが一番人気でした。しかし勝率を見てみるとコスト[421]のカードを選んでるプレイヤーが62%の確率でゲームに勝利しています。またLv1カードでコスト[1111]のカードを選んでいるプレイヤーも勝率が高いです。

キープしたカードによる勝率

キープしたカードによる勝率_

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 宝石の煌きはコスト的に有利を選ぶより、どの色の宝石を集めるのか得られるリターンを選択した方が結果として得点が延ばせています。特に2人戦については場に展開されているチップが1種類につき4枚しか存在しないため、比較的に同種のコストは低いカードの方が有利なのかもしれません。

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