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DX戦記~○学生にもわかる、組織がDXを成し遂げる技術(ITを使わない人をどうするか編)

やぁみんな。元気かな?
最近気づいたんだけど、日本の株価ってドルベースで見たらあまり変わってない気がするんだ… 1ドル=120円のときに24,000円で、1ドル=150円になると30,000円みたいな感じだ…気のせいかな?

というわけで、DXというかITシステム導入というか、業務改善の中で多くの組織がはまるトラップの「ITシステムを使わない人」についての話をしようと思う。

DXというかITシステム導入がコケて元の木阿弥になって、いやんなっちゃう事例の原因の1位、2位を争うのが、

使わない人がいるITシステムは動かない・・・

とまぁ、非常にシンプルな理由だったりするんだ。
ほんとかよ!ってみんな思うよね、残念ながら本当なんだ。

ITシステムを使わない事がなぜか許容される文化

例えば、君が今、中学生だとしよう。そして、同窓会であった、小学校時代の仲の良かったお友達とピクニックに行くことにしよう。もちろん、違う中学校に行ったお友達もいるよ。

「じゃあ、LINEグループでやり取りして決めようぜ!」というときに、一人だけ「僕、スマホもってませんし、メールもありません」となると、俄然、コミュニケーションは、電話とか手紙になるので、効率は落ちるよね。

まぁ、親御さんの教育方針もあるし、これは仕方ないかもしれない。

でも、社会に出てみると、パソコンやスマホを支給されていても、「いや、私パソコンつかいませんので」とか「やり方変えたくないんで」と平然と言い放つ人たちがいて、それが許容されるんだ。

これじゃあ、どんなに素晴らしいITシステムを入れても、意味がないよね。だって、動かさなければゼロですから。

そもそも課題解決のためにITを入れているんだから、最優先でITに合わせてもらおう!

経営課題の解決として業務を変えるんだから、ITにやり方を合わせるのは業務命令

そもそも、「パソコン使わない」とか「やり方変えたくない」と言うのは、ちょっとおかしいよね。

ビジネスのITなんて、経営課題の解決手段として入れる以外に目的が無いのだから、ITシステム入れたから使えというのは、100%、疑う余地もなく業務命令だ。

ITシステムを使った業務変更に、非協力的な態度は職務規定に則って罰せられるような事なんだ。

そして、組織で働く人は、本当は

ITシステムがダメダメだったら、それを指摘して改善に協力するのが職責

という事だね。組織に所属して働いている以上、お客様じゃなくて、活動を共に行うメンバーとしてお給料をもらっている事は間違いがない。

例えば、会社の扉が壊れていて開かなかったら、どうする?
「扉が開かないから働かなくていいやー」ってなるかな?
扉が開くように、どこかに連絡して修理をお願いするよね。

なぜか、ITに関しては、そうしない人が多いんだ。おかしいね。

とはいえ、教育訓練で何とかなるケースもたまにある

大前提として、マニュアルはちゃんと作ろう。それでもダメなら、パソコン教室でもなんでもいい、OFF-JTでITを使うってことを覚えてもらうという手もあるよ。

多分、あと10年もすれば、義務教育でプログラミングをした人たちが入社してくるので、こんな問題は起きなくなるはずだけど、彼らがメインストリームになるにはあと30年以上かかる。(日本よ遅すぎる)

それでも、ITを絶対に使いたくない、または能力がないなら、ITを使わないところに異動してもらうか、転職してもらうしかない

残念だけど、そういう事だ。ITを使いたくない人に、いつまでも嫌々働いてもらう必要はない。一応、日本国には「職業選択の自由」が憲法で保障されているのだから、引き留めてはいけないよ。

組織の足手まといとしてネガティブなポジションに置くくらいなら、他の組織なり、独立するなりして能力を大いに発揮してもらえば良いのだから。その人のチャンスをつぶすことはないよ。

まとめ

今回は、あまり面白くない話題だったと自分でも思うよ。
でも、経営課題から、DXというかITシステム導入を用意周到に行っていても、結構な確率で起きるのがこの問題だ。

その対策は、残念ながら厳しいものになる。

  1. ITシステムを拒絶する人は、経営課題の解決に反対しているので、許容してはいけない

  2. そんな人でも、教育訓練によって改善される可能性はゼロではないので、訓練はしてみる

  3. それでも絶対ITシステムを使わない人は、外れてもらう。その人は、自分が経営課題の解消を邪魔して、結果、経営が傾いて、他人が路頭に迷う羽目になっても責任を取らないのだから。

というわけで、本当はこんなことは書きたくなかったのだけど、避けて通れないので書いてしまったよ

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