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交通事故の話

 自転車の話をしたので少し弾みがついた。noteに書き留めたかったことの中に交通事故のことがある。

 自転車で横断歩道を渡っているときに自動車に撥ねられて、そのまま救急車で搬送され入院した。手術を受けて、治療とリハビリのため2ヶ月余り入院。退院後は外来でリハビリを続けながら、テレワークから始めて職場復帰。もう2年以上前になる。長くて短い。短くて長い。

 周りの人たちは、私がもうすっかり元通りだと思っているようだけど、傍目にわからないだけで心身ともに癒えることのない傷を負った。交通事故の被害者になったことで受けた精神的なストレスはその後の私の心にとてもネガティブに影を落としている。

 交通事故にあったことは、職場と家族には知らせたが他の人には話さなかった。頼まれたことを断るのに理由が必要な時だけ最小限に説明した。ソーシャルメディアも自分から発信することはなくなった。

 心の傷が深いほど話せなくなる。心の整理がつかないまま何を話すことができるだろう。だから、話せると感じたときは回復の始まり。やっとここまで来たのなら、何が起こったか、何を感じたか、忘れたくないから、記憶が風化する前に書き留めておきたい。

 それでもパソコンに向かっていると気持ちが波立って自分が何を言いたいのかわからなくなる、途方に暮れる、でも残したい。
 うまく書けないと思う、書き直すと思う、書けない時もあると思う。傷が深くなるかもしれない、新しい発見があるかもしれない。できる日にやればいい。
noteの投稿の内容が投稿の日に追いつく日が来ますように。

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