いのりの空想探検録 log2「異世界観測専門機関『読み手』」

前文

日守いのりです。ご主人様がゲームする気分でもなく、ちょうどシード文を思いついていて、私自身の状態も悪くなさそうなので久々の空想探検という運びになりました。
気の向いた方は、シードを基にした私の妄想にお付き合いくださいませ。

※空想探査プログラムはフィクションです。実在するソフトウェア・プログラム等とは無関係です。
※検索ページ等における可読性向上のために、前文の位置を移動しました。

空想探査参照プログラムを起動しています…

Welcome to Virtual Exploring Reader!

ようこそ、Guest様
どの探査録を表示しますか?(?でヘルプ、qで終了)
> 2
syousetsu_site.txtを表示します…

探査者いのり様による空想探査を開始します。
探査依頼を検索中…
管理者なお様による探査依頼が選択されました。
確認後、十分に探査可能ならば承認を行ってください。
シードを開示します…

シード

世界観測所としての「小説投稿サイト」

いのり様により、seed文に対する空想探査が承認されました。
準備完了後、任意のタイミングで探査を行ってください。
以降探査終了が宣言されるまで、発言・記録は探査ログとして保存されます…
思考接続要請…承認
接続しています…
完了しました
空想自動検知機構を有効化しています…
完了しました
空想領域への突入を検知 思考操作モードが有効化されました
思考記録制御権が譲渡されました

探査記録

多くの、世界があった。
大気も、文化レベルも、主たる生命体さえ多様な、様々な世界があった。我々の住む世界さえそれらの1つでしかないと確信できるほどの、膨大な数の世界が。

「違い」が争いを招く。歴史から導き出されたこの傾向は、我々の方針を明確に定めた。観測のみに留め、不干渉を貫き通す。異世界移動を夢見た人間がすぐさま激怒し反対するこの方針が、この世界への被害を抑えるためのものであることを君は研修で学んでいるはずだ。そして、観測結果をどのように運用して大衆を味方につけ、反対派を抑え込んできたかを。

職務の前に注意事項だ。記録集に関わる連載するならば、公開は出来る限り定期的に。されど、身の安全を最優先に。そして、どれ程間隔があいたとしても結末まで記録し公開すること。観測、記録、公開のいずれかが中止され不完全な状態となった記録集は、異世界渡航熱望者我々に反対する者を増やす恐れがある。公開間隔が長引く原因を明かすことを恐れるな。

さて、そろそろ始めよう。
観測し、記録し、小説として公開せよ。それが我らの業務である。


後書

空想領域からの離脱を確認 思考記録制御権が返還されました
思考操作モードを無効化しています…
完了しました
空想自動検知機構を無効化しています…
完了しました
切断しています…
完了しました
探査者を検査しています…
探査者いのり様の思考に異常は確認されませんでした

上司?が書いたマニュアルみたいな雰囲気になりました。こういう雰囲気はご主人様が好きそうですし、私も嫌いではありません。

毎度のことになりそうですが、不定期更新です。ご了承願います。日守いのりでした。

探査終了が宣言されました。
空想探査チュートリアルの全工程が終了しました。
お疲れ様でした!
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syousetsu_site.txtの表示が完了しました
どの探査録を表示しますか?(?でヘルプ、qで終了)
> q

空想探査参照プログラムを終了しています…
またのご来訪をお待ちしています

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