Linuxでもバ美肉したい!EX-2「Linuxのサウンド -LinuxにおけるASIOとかってどんなやつ?-」

Linuxでも2D受肉出来る(Linuxだけで出来るとは言っていない)事を示した、なおです。Linuxバ美肉界隈は相変わらずです。…息抜きがわりにLinuxのサウンド周りの話を少しします。

この記事は「Linuxでもバ美肉したい!」番外編です。第2回の用語を含みますが、読まなくてもこの記事は楽しめます。また、本記事ではバ美肉の話題が出現しません。更に、各サウンドシステムに対しては「Linuxを使う上での前提知識として筆者が覚えてる範囲の」説明のみ行います。以上をご了承ください。
本編はここから↓

ALSA -いろんなサウンドサーバーのバックエンド-

正式名称Advanced Linux Sound Architecture。よく使われるLinuxのサウンドサーバーのバックエンドはこれ。ごく一部のLinuxは軽さ重視のためにこれを採用することがあるが、ユーザーフレンドリーなLinuxを使うならば、直接触る機会は多くないだろう。
なお、ここにおけるユーザーフレンドリーなLinuxとは、インストール完了後に特別な設定なしで普段使いできる「デスクトップがある」(より専門的に言うなら「ウィンドウマネージャーだけでなくデスクトップ環境がインストールされる」)Linuxを指す。

PulseAudio -デフォルトのサウンドサーバー-

困ったらこれ。よく普段使いされるLinuxのデフォルトのサウンドサーバーはこれ。バックエンドに前述したALSAを使っている。
Windowsとかの音量調節と使用感はあまり変わらない(※個人の感想です)。普段使いにおいては「使い方が分からなくて困る」ことはないだろう。

JACK -ガチ勢向けのサウンドサーバー-

JACK Audio Connection Kit。前述したPulseAudioはレイテンシが比較的高めだが、バッファサイズなどのより細かい設定調整により音声遅延を抑えながらサウンド・MIDIのやりとりができるサウンドサーバー。細かく突き詰めたいこだわり派や、LinuxでDTMする人が使う。バックエンドにはALSAだけでなく、PortAudioやCoreAudioにも対応しているとか。

まとめ -ガチらないなら気にしなくていいよ-

幸いにもLinuxと呼ばれるOSはたくさんある。その中には当然、サウンド面を重視したOSやDTM用途を想定したOSもある。メジャーじゃなくてもいいならOSの選択肢はたくさんあるし、OSが違うから使用感が変わることはほぼない。搭載されるソフトウェアが同じなら基本的な使用感は変化しないのである。

Windowsを手放すほどの価値はない(バ美肉を志すなら特に)かもしれないが、デスクトップ付きのLinuxも悪くはない(※個人の感想です)。仮想マシン上でもいいので、一度触ってみるのはいかがだろうか。個人的おすすめは定番のUbuntuと、汎用性を保ちながら聴き疲れしない音質を追求した(仮想マシン上で音質を発揮できるとは言ってない)Kona Linux(及びそのUbuntuベース版のKLUE)である。


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