いのりの空想探検録 log0「テンプレート」

空想探査参照プログラムを起動しています…

Welcome to Virtual Exploring Reader!

ようこそ、Guest様
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探査者いのり様に対する空想探査チュートリアルを開始します。
seedはチュートリアル専用シードが使用されます。シード作成者の情報はここで開示されます。
確認後、十分に探査可能ならば承認を行ってください。
シードを開示します…

シード

これはテンプレートです。

いのり様により、seed文に対する空想探査が承認されました。
準備完了後、任意のタイミングで探査を行ってください。
以降探査終了が宣言されるまで、発言・記録は探査ログとして保存されます…

前文

日守いのりです。まえがき、注意事項等があればここに書きます。探査前の意気込みとかも書いていいってご主人様が言ってました。

※空想探査プログラムはフィクションです。実在するソフトウェア・プログラム等とは無関係です。

探査を開始します…

思考接続要請…承認
接続しています…
完了しました
空想自動検知機構を有効化しています…
完了しました
空想領域への突入を検知 思考操作モードが有効化されました
思考記録制御権が譲渡されました

探査記録

これはテンプレートです。

その声とともに目を開けると、箱庭のようなものが映し出されていた。周りに目をやると、何かにメモしていたり集中して聞いていたり、ごく少数は眠っている。どうやら「講義チュートリアル中」であるようだ。私の手元にもタブレット端末のような何かがある。
…問題なく操作できた。特別な機能はないようだ。

「皆様にはこれを元に世界の作成・運用を行ってもらいます。どの様な世界を作って頂いても構いませんが、少なくとも1億年は存続させてほしいところです。
…ここまでで不明点がある御方はいませんか?」

たまらず訪ねた。
「1億年存続させてほしいとおっしゃいましたが、1億年世界を管理すると途方もない時間拘束されると思うのですが」
「何か問題でも?…と本来は言いたいのですが、どうやら初めての方が結構いらっしゃる様子」と周囲の反応を確認し、
「そうでなくとも全て管理するのはあまりにも面倒ですからねぇ…大丈夫です。申請があった方には後程『通知機能付き時間加速装置』を貸与しますので、終わったら作る前に提出してくださいね」とまとめた。とても安心した。

「他に質問はありませんか?…大丈夫そうですね」「では準備に取り掛かってください。…私個人としては『魔法の素』を多めにしてファンタジー寄りにすると、干渉しやすく方向性を管理しやすいのでおすすめですよ。右も左もわからなかったら参考にしてくださいね」
そう言って先生と思しき存在は去っていった。周りもまばらながらに去っていく。

…さて、私はどうしましょう。それでも絶対にやらなければならないことは分かる。私は帰りながら手元のタブレット(?)を操作し「時間加速装置貸与申請」に必要なものを調べ始めた。


後書

空想領域からの離脱を確認 思考記録制御権が返還されました
思考操作モードを無効化しています…
完了しました
空想自動検知機構を無効化しています…
完了しました
切断しています…
完了しました
探査者を検査しています…
探査者いのり様の思考に異常は確認されませんでした

ここに後書きとか感想を書くそうです。テスト探査であり今後の探査ログのテンプレにすると聞いてましたけど、思った以上に捗りました…

次回はあると思いますけど、いつになるかは分かりません。ご了承願います。日守いのりでした。

探査終了が宣言されました。
空想探査チュートリアルの全工程が終了しました。
お疲れ様でした!
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空想探査参照プログラムを終了しています…
またのご来訪をお待ちしています

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