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余計なことを考えてしまう人たち

世の中には余計なことを考えてしまう人たちがいる。その人たちは、脳の中で常に余計なことを考えている。そのせいで何もしていないのに疲れたりする。精神分析家は、過度に余計なことを考えてしまう人たちは神経症である、と言ったりする。OSでいうとデーモンプロセスが常に脳に常駐しているような人たちである。

私もそのうちの一人である。よく何もしていないのに疲れたり、物事を深読みしてしまったり、何もなかったのに不安になったりする。これは良くないと思い対策を考えていた。対策の一つには、考えていることを全て文章や絵にして保存する、というのがある。文章や絵にすることで不明瞭な部分を論理として表出させ、解釈の選択肢を枝切りすることができ、同時に脳のリソースを一切使わずに保存することができる。よって、思考がシンプルになるのだ。同時に考えるのは限られた範囲だけにして、そこに集中するのである。それがある程度片付いたら文章や絵にして保存しておく。それが終わったら、次に考えることを選択するのである。そういう風に考えることで、一つずつ細かな事象に決着がつき、最終的には全体を結びつけることができるようになる。

すごいプログラマーが、「私は偉大なプログラマーなんかではない、偉大な習慣を身につけた普通のプログラマーだ」みたいなことを言っていたような気がする。これはかなり本質的で、色々な場面で通用する話であると思う。


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