プロとしてステージに立つために大切なことは、こだわりや魅力だけではありません。 最も基本的なことは、仕事の日には必ず集合時間に遅れずに集まることです。こんな小学生でもできることが今日のお話です。
ちょっと遅れます
プロを目指す方も読んでいただけることがあるかと思いますので、プロとしてスタートした時の、最も基本的で大切なことを書いておきましょう。
当然、キャストとしてステージ出演が決まるということは、一定の技量や魅力があることを認められたことになります。
それは、素直に喜んで良いでしょう。けれど、先輩方に比べると、多くの場合技量不足です。なので、出演をしながら、練習も続けることになります。
プロスポーツ選手をイメージするとわかりやすいでしょうか。試合に出られるようになったからと言って、もう十分な力があるというわけではありません。だから、より練習をすることになります。
でも、ここで言いたいことは、それよりもさらに、基本的なことです。
どんな事だと思いますか。
それは、仕事の日、集合時間に、必ず仕事ができる状態で、集合場所に集まるということです。
「ちょっと遅れます」なんて、ダメです。「ちょっと」って何分、何十分、もしそれよりも遅くなったら、ステージに穴をあけるの?
「昨日はすいません、忙しくて忘れてました。連絡も出来なくて・・・」なんて、問題外ですね。
本当にどうにもならないなら、代わりの人が間に合うように、速く連絡する。それも、まあダメですね。
体調が悪い時
「でも、体調が悪い時もあるでしょ。」って思ってませんか?
ある時、地方のステージがありました。その仕事を紹介してくれた人の連絡ミスで、もう一人の出演者が、参加できない日に突然変更になりました。
そして、その紹介してくれた人が、主催者側に説明したのは「出演者の一人が体調を崩してしまったので、その日は、別の者が入ります。」という内容でした。
もともとの出演者は、それを聞いてとても腹を立てました。連絡ミスがあったからではなく、出演者が変更になった理由が、その人の体調不良と言われたからです。
その人にとってその言葉は、「この出演者は、自分の体調管理もできない人だったんです」と言われているのと同じだからです。
いつも穏やかなその人は、本当に腹を立てていました。
プロとして仕事をしているからには、自分の体調のせいで、ステージなど仕事に穴をあけることは絶対にしたくないことだからです。
自分自身の体調管理や、時間通りにきちっと仕事場に行く、こうした本当に基本的なことこそ、仕事としてステージに立つプロなのです。
意外なようですが、こうした当たり前のことをきちんとできる人には、次のステージの話が来るものです。見た目が良くて、ダンスが上手でも、現場に来ないかもしれない人に、声はかけられませんものね。
まとめQ&A
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