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Chrome デベロッパーツール本を書き始めたきっかけから入稿完了までの物語 #技術書典 5

本日(9/21)、雨がザーザー降る中、日光企画さんの浮間本社まで技術書典にだす本を入稿してきました。

本記事は書き始めるきっかけから入稿までの物語です。

まさかこんなことが技術書典へのサークル参加につながるとは思わなかったし、初執筆で500冊も刷ることになるとは思っていなかったし、何故か私の転職にもつながっているという話です。

5/9
Google IO 2018 の動画で Chrome デベロッパーツールに Eager evaluation という新機能を搭載するよ!というセッションを見た。「これはいいぞ!」と思ったのがはじまり。

5/17
Chrome Canary に搭載されたのを発見!
しかし言及している人が全然いなくて寂しい。
Eager evaluation について知ってほしくて Qiita に記事を書きはじめる。

5/20
「Chrome デベロッパーツールの Console を使いこなす」という記事を書く。
※Eager evaluation をメインにした記事だと全然見てくれなそうなのでConsole の便利 Tips みたいな記事にして Eager evaluation を混ぜ込んだ。

5/20〜
バズる。(9/21現在 877いいね)
かなり予想外。みんな Console をそんなに知りたかったのか、ということに気づく。
技術書典で上の記事を超パワーアップさせたChrome デベロッパーツール本を執筆することを決意。
※このとき Eager evaluation の熱はどこかにいった(本書にもEager evaluationはちゃんとでてきます)

6/20
技術書典サークル参加申込開始

6/20〜
参加申込を行う。
本の書き方だったり、オンラインストアについて調べ始める。

- 同人誌界隈だとBOOTHってとこが強いらしい
- ほかにも BASE, STORES.jp とかあるらしい

自分が知らなかっただけでオンラインストアはいっぱいあって、どんどん市場が拡大しているという事を知る。

個人が商売を始める、というのが一般的になっているみたいだ。(私も本を出すので完全に当事者)

6/下旬
STORES.jp (hey) 社からスカウトの連絡が来る。
普段ならスルーしてた。しかしちょうど調べていたタイミングだったので縁を感じて話を聞いてみることにした。

7/上旬
STORES.jp で面談をしたり話を聞いたりして行くことを決意。
そのへんの話は次のブログにまとめてある。


8/1
技術書典の当選連絡が来る。

8/1〜
本格的に執筆開始。
- GitHubのプライベートリポジトリでタスクやソースを管理
- TechBoosterのRe:VIEWテンプレートを使った

8/3〜
デザイナーさんにデザインを発注。
サークルのロゴ・サークルカット・本の表紙までお願いした。
私の想像以上のものを作ってもらえた。
とても気にいっている。

9/20
執筆完了。
TechBoosterのテンプレートを使ってたらほとんど困ることはなかった。
※画像に枠線をつけるやり方がわからなかったので gm をつかってすべての画像に枠線をつけるスクリプトを書いたぐらい。(Re:VIEWで出来たのかな?)
最終的にこんなコミットのグラフになった。
※どう見てもギリギリにならないと本気出せないタイプだった。

9/21
記事冒頭の入稿にもどる。
Web入稿が一般的みたいだけど、初めての執筆というのと自宅も近かったので本社に行って入稿してきた。
日光企画さんは浮間舟渡駅から歩いて10分ちょっとぐらいのとこにあった。

玄関を撮り忘れたのでGoogle Mapから拝借。
下の画像のとこから入る。

入った瞬間、印刷の機械が見えて、ここであってるのか・・・とびびったけどここであっているようだ。(刑事ドラマによく出てくる町工場みたいな感じ)
階段があるのでそこを登る。
2階が事務所になっているようだ。(画像左上の屋根の下部分)

お姉さんが接客してくれた。
技術書典の入稿のためUSBメモリに入れてデータを持ってきましたと伝える。
USBメモリを渡してデータを確認してもらう。特に問題はなかったようでひと安心。

住所や電話番号を書いたら、本文の紙はどうしますか?とか表紙のPPはどうしますか?とか答えていけばあとは記入してくれる。
わからなかったらそこで聞けばOK。ネットの噂通り対応がとても良かった。

そして冊数を聞かれる。

「500冊でお願いします」と答えた。

初執筆で500冊とか正気か?と思うかもしれないが、それだけ売れる価値がある本だと自信をもっているし、被チェックも81とけっこう貰っている。多すぎるってわけでもないと思う。

あと在庫抱えるリスクより、欲しい人が買えないほうが嫌という気持ちがある。

完売したら「やったぜ」
売れ残ったら「欲しい人はみんな買えたってことじゃん、やったぜ」

どちらでもよい気がする。(もちろん多くの人に手にとってもらいたいので売れてほしい)


冊数の後の質問にも答えていって最後にお金を払って終了。
※現地割引?なのか 5%オフされてた、ありがたい。

あと駅まで車で送ってくれた。雨だからとても助かった。
公式サイトはリンク切れとかあるけど、日光企画さんはとてもいい印刷所だった。これからもよろしくおねがいします。

まとめ
Eager evaluation を布教しようとしてたら Chrome デベロッパーツールの需要を知り、技術書典で執筆することになり、500冊も刷ることになった。
そしてなぜか転職につながっていたというお話でした。

ということで、Chrome デベロッパーツールの Console を解説した本を出すのでほしいと思ったらぜひ買ってください。
「け44」でおまちしております。↓からチェックできます。


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