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Excel VBA 基礎学習 第7回


第7回では、VBAの練習として「セルに値を代入するプログラム」の記述を行います。この回も「模写」を通して、VBAでどのように記述するのかを学習します。

第1章 VBAの練習

【目標】

  1. ワークシートを選択するプログラムを記述して実行できる。(第3回)

  2. アクティブシートを変更するプログラムを記述する。(第4回)

  3. セルを選択するプログラムを記述して実行できる。(第5回)

  4. アクティブセルを変更するプログラムを記述して実行できる。(第6回)

  5. セルに値を代入するプログラムを記述して実行できる。(第7回)

  6. セルの値を取得するプログラムを記述して実行できる。(第8回)

  7. セルを移動するプログラムを記述して実行できる。(第9回)

  8. 指定範囲を選択するプログラムを記述して実行できる。(第10回)

  9. 処理の選択を行うプログラムを記述して実行できる。(第11回)

  10. 処理の反復を行うプログラムを記述して実行できる。(第12回)

  11. セルの色、罫線、フォント、値を扱うプログラムを記述して実行できる。(第13回)


第1節 プロシージャの記述練習と動作内容の確認

第3回以降で行うVBAの練習は、第1回と第2回で作成した「vba1.xlsm」の標準モジュール「practice_1」に記述を行います。但し、ここでの記述では具体的な文法等には触れず、入力に慣れることを目標に学習を進めます。

第2節 セルに値を代入するプログラム

VBEを起動して「practice_1」モジュールに「sample5」プロシージャを作成して次のように入力します。

図1-1-1

一行目はsample4プロシージャで行ったアクティブセルの変更(指定)のプログラムを入力を入力します。

Worksheets("Sheet1").Range("D4").Activate

続けて改行し、「大文字のA」「小文字のctive」「大文字のC」「小文字のell」を入力します。続けて読むと「ActiveCell」となります。

更に続けて「.」ドットを入力し、「大文字のV」「小文字のalue」を入力します。その後、半角スペースをあけ、「=」を入力し、更に半角スペースをあけ、「"」、「English」、「"」を入力します。

入力内容は「ActiveCell.Value = "English"」となります。

※「""」ダブルクォーテーションは「Shiftキー」を押しながら数値の「2」のキーを押下します。

図1-1-2

ここまでの2行でワークシート「Sheet1」のセル「D4」をアクティブセルとして、セルD4の値として「English」を指定することになります。

その次の行で「Worksheets("Sheet1").Range("D5").Activate」と入力します。
※Range("")の中身が「D5」となっているので注意して記述してください。

改行して「ActiveCell.Value = "日本語"」と入力します。

更に続けて「Worksheets("Sheet1").Range("D6").Activate」と入力します。
※Range("")の中身が「D6」となっているので注意して記述してください。

改行して「ActiveCell.Value = 12345」と入力します。

ここまでで、

  • 「Sheet1」のセル「D4」をアクティブセルとして、セル「D4の値」に「English」を設定。

  • 「Sheet1」のセル「D5」をアクティブセルとして、セル「D4の値」に「日本語」を設定。

  • 「Sheet1」のセル「D6」をアクティブセルとして、セル「D4の値」に「12345」を設定。

が順次行われることになります。


※文字列の入力には「""」が利用され"English"、"日本語"となっています。

※数値は「""」を利用していません。こちらも注意してください。

プロシージャの記述が完了したら、デバッグタグの「VBAProjectのコンパイル」を実行します。

図1-1-3


この操作を行うときはカーソルが実行したいプロシージャに入っていることが必要です。

図1-1-4

記述内容に文法的なミスがなければコンパイルは完了です。続けて記述したプロシージャの実行を行います。カーソルが実行したいプロシージャに入っていることを確認してください。

図1-1-5

実行の操作は下キャプチャの実行ボタンで行います。

図1-1-6

実行結果は次の通りワークシート「Sheet1」のセル「D4」に「English」が、「D5」に「日本語」が、「D6」に「12345」が入力されます。

図1-1-7


本記事(基礎学習 第7回)の内容は以上です。

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