2018/05/04 トランプについて
ついでに、トランプ氏の話題。
私は、トランプ氏はマクロン氏よりは信用できる人物だと考えている。
彼のすることにはある種の一貫性がある。それは「アメリカを守る」という明確な意志である。
ただし、それにはいくつかの問題もあるのだろう。
例えば、アーミテージ氏などは、「トランプは、アメリカをリーダーでなくした、けしからん」と言っているらしい。
トランプ氏の目はあくまでも国内に向いており、国外のことは、「知らん」というスタンスなのかもしれない。
それをアーミテージ氏などは「無責任」と評したいのだろう。
けれども私が思うに、アーミテージ氏は、
日本やアジアにおいて、確かにアメリカのリーダーシップを実現したかもしれないが、
一方でそれは、日本やアジアに対する「行き過ぎた内政干渉、傲慢な態度」でもあったと思うのである。
彼らは「ジャパンハンドラー」と呼ばれ、まるで日本を操縦しているかのように言われてきたが、
アメリカ人がいつまでも日本の舵を握って離さない有様についてはどうかと以前から思ってきた。
それではまるで占領国ではないか?
といっても、いまさら「マッカーサー通り」なんて作ろうというくらいだから時空が歪んでいるとしか思えない。
そういう意味では「占領軍が在日米軍になっただけ」という指摘もあながち間違いではないと思う。
それを放棄したトランプ氏は、果たして「無責任」なのだろうか?
アメリカ人がアジアの舵取りをしようと目論むほうが、本来、思い上がっているのではないか?
一方で、トランプ氏は、南北朝鮮問題にはけっこう首を突っ込んでいるという印象もある。
それを見ると、彼はアメリカ国外におけるアメリカのリーダーシップを放棄したわけではないのだろう、
というより、リーダーではなく、調停者の立場を取ろうとしているのだと感じられる。
まあ、その裏にいるのはイスラエルなのかもしれない。
相変わらずあのへんのことはゴチャゴチャして私にもよく分からない部分があるのだが・・・。
ただ、アーミテージ氏がトランプ氏を非難しているところから見ると、
私はアーミテージ氏が言っていることを聞くと「はあ?」となるタイプなので、
トランプ氏は、彼らに比べればマシな人物なのだろうと推測するのである。
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