超富裕層は、ゲーム廃人と同じである

「ゲーム廃人」という言葉があるんですね、ゲームの世界では、

これは、オフラインのゲームのユーザーには
あんまりいないんですけど、
オンラインのゲームのユーザーになると、
どのゲームでも、必ず、一定の割合でいます。

オフラインのゲームをひたすらやり続ける人は、
ゲーム廃人とは呼ばれません。
「やりこみ派」と呼ばれます。

オンラインのゲームをひたすらやり続ける人は、
やりこみ派とは呼ばれません。
「ゲーム廃人」と呼ばれます。

なんでって、オンラインのゲームをやり続ける人で、
廃人と呼ばれる層というのは、
やりこみはしてないんです。

オンラインでやりこみをする層というのは、
廃人よりも、もう少し下の層なんです。
そこは、バトル中毒とか、ギルド納品が好きだとか、
何か目的があってやってる人たちです。
この人たちは本当に攻略をしています。


でも、ゲーム廃人というのは
攻略はしてないんですよ。


私も、いろんなゲーム廃人を見たから分かるんですけどね、
ゲーム廃人というのは、

「普通にレベル上げをする」のを好みません。
地道に、敵を倒して、レベル上げをする、というのを好まない。

じゃあ、どうやってレベル上げをするかというと、
彼らは、チートみたいなことや、バグ技、ハメ技、
というのが大好きなんです。

最も効率のいいレベル上げ方法を見つけて、
その場所を独占し、少数の仲間とつるんで、
ひたすら、ハメ技などをやり続けて、
普通の人よりも早くレベルをカンストする。

これが「ゲーム廃人」です。

他の狩場には行かないので、
他の狩場のことは全然知らなかったり、
ハメ技ばっかりやってるので、
普通のやり方でボスなどと戦うときには、
どうしていいのか分からないので、
ものすごく下手くそだったりします。


ひたすら、「効率がいい」ことを延々とやり続ける、
彼らにとっては「効率」が全てで、
ゲームを楽しむというのではないんです。

ボスを倒して楽しい、とかではなくて、
レアを探して楽しい、とかでもなくて、

ハメ技で雑魚を倒し続けてレベルをカンストするんです。

お金を稼ぐときも、
チートっぽいことや、バグっぽいことを見つけたら
それを一気にやってお金を貯めるんです。

その方法も、少数の仲間内と情報共有して
とにかく、効率よくやるんです。
戦闘も、お金稼ぎも。


オンラインゲームやったことある人なら分かると思いますが
こういう「ゲーム廃人」たちは、
そんなにバトルも得意じゃない。

同じことを延々やり続けるだけなので、
何もノウハウがない。

でも、「効率がいい」ということに関しては
仲間内で情報共有しているので
それだけは目ざとくやってる。

バグ利用みたいなことしてるので
たまにBANされることもありますが、
すぐに新しいキャラを作って
「効率のいい方法」で最速でレベルを上げるので
すぐカンストしちゃう。


運営と、ゲーム廃人は、やってることはイタチごっこです。


このゲーム廃人が「ゲームを面白くなくする」と
言われているのを聞いたことがある人もいるでしょう。

彼らが運営に出す要望というのは、
「もっと効率よくやらせろ」ということで、
あれがめんどくさいとか、
これがめんどくさいとか言うんです。

とにかく「効率」しかない。頭の中に。
「数字」しかないんです。

運営がその声を聞いて、プレイの効率をよくするとします。

「あれもこれも省いて、効率よく稼げるようにしました」。

そうすると、一般ユーザーの気持ちは離れていくんです。

「なんか、効率効率で、ゲームをやってる感じがしない。
冒険してる感じがなくて、ぜんぜん、楽しくない・・・」。


というふうに、一般ユーザーは思うので、
そんなゲーム廃人の声ばかりきく運営には
愛想をつかして去っていくんですね。

そして違うゲームに行っちゃうんです。

そうなると、最後、そのゲームにしがみついているのは
「効率」ばかりを重視するゲーム廃人だけになって、
ほどなく、サービス終了するんです。

なぜって、一般ユーザーのほうが圧倒的に数が多いし、
課金ユーザーも、一般ユーザーのほうが多いですから、
一般ユーザーはサラリーマンとかで
ゲーム廃人はニートのことが多いので、当然そうなります。


ゲーム廃人は働かないんです。


私、「ゲーム廃人(ニート)」というのと、
世界の「超富裕層」と呼ばれる人々は
実は同じ種族なんじゃないかと思ってる。

やってることが全く一緒に見えるんです。

「株で儲けた」といっても
一般ユーザーは普通に株ゲームやってるんだけど
超富裕層は、たぶん、インサイダー的なことができるんですよ。
事前に情報をゲットしていて、有利な状態で取引したりとか。

なんかね、そういうサーバーがあるらしい。
ちょっと情報が早いんだって。
ズルじゃん、って思うけど。

仲間だけで狩場を独占して、他の人を入れないようにしたりとか、
「効率がいい」方法を他の人にやらせないようにしたりね、
それで自分たちだけが圧倒的効率を叩き出すんだけど

でも、プレイの経験値って増えてないんです

ボスを倒したこともないみたいなやつもいる、

延々と雑魚だけ狩ってるから、
ちょっと、アスペルガー的な感じがあって、
同じことを延々とやっているわけですので、

そのへんのボスの倒し方すら知らなかったりする。

同じ狩場にしかいないから
他の狩場のことも分からない。

こういう人たちが、そのゲームのプレイ経験って
増えるわけがないんですね。

ものすごい、いい装備、最高の装備を持ってるのに
初心者に毛が生えたくらいの戦闘スキルしかない。
プレイヤーとしては、単なる中級者程度なんです。


ただ、付き合ってみると
けっこういい奴だったりはするんです。
人見知りだけど、人懐っこいところもあったり、
一度仲間だと認識すると、
効率のいい方法を教えてくれたりね、
非常に仲間思いで、いいところもあるんです。

だから、ゲーム廃人だからって
悪人というわけではないんです。

でも、そういうやり方を、
もし、ゲームの外でもやったとしたら、
このリアルの世界でもやったとしたら、
世界はぐちゃぐちゃになりますよね。

まして、そのゲーム廃人の声ばっかり
政府(ゲーム運営側)が聞くとしたら、
一般ユーザーの声を聞いてもらえないとなったら
一般ユーザーの心は離れていきますよね。


これ、この世界に起きてることなんじゃないかなって思うんです。


廃人の言うことばっかりきいて
一般ユーザーが白けてる状況です。
新規ユーザーが入ってきても、
全然、楽しめない状況ですよ。

まさに、「今からプレイしても、追いつけない」状況が生まれている、
これが今の世界の「格差」の問題だと思うんです。


といっても、たまにとんでもない化け物みたいなやつがいて
いきなり入ってきた新人なのに
あっというまにてっぺん取るみたいなやつもいます。

でも、そういうのは例外的な存在なんですね。
今いるユーチューバーたちみたいなのは、
あとから何かの事業を始めて、
他の人をゴボウ抜きにしていくみたいなやつは「例外」なんですね。

でも、そんな「例外」を「成功例」とみなして、
「他の人も出来るよ、なんでやらないの?
 あとから入ってきたプレイヤーでも、全然追いつけるよ」とか言う、

でもそれは、人の気持ちを分かってない。

その人は成功者だった、それはそうです、

でも、世の中の大半の「一般ユーザー」は
ゲームで頂点取りたいなんて思ってないんです。


そこに認識のズレがあるんです。


「資産何百億ゴールドの、ゲーム廃人に追いついてやるぜ!」
っていうユーザーばっかりじゃないんです。

「そんなにお金なくてもいいし、
ほどほどのところで、ギルドのみんなと
ワイワイ楽しめたらいい」。

これが一般ユーザーの気持ちなんです。

一般ユーザーにとっては、
資産何百億ゴールドになることが夢ではなくて、
気心の知れた仲間と、ちょっと狩りに行ったり、
家の中をかわいい家具で飾ったりして、その中でチンタラ過ごしたり、
庭にお花を植えて、その写真をツイッターに上げてイイネもらうとか、

おしゃれな服を着て、友達とポーズを決めて写真撮るとか

新しく実装されたコンテンツを、リア友と喋りながら遊ぶとか

ただ、そういうのがやりたいだけなんですよ


金持ちになりたいなんて、正直、みんな思ってないんです、
そこが、資本主義がものすごく勘違いしてるところだと思う。


「みんな、金持ちになりたいでしょ?
憧れてるでしょ?
俺らのようになりたいでしょ?」。


そりゃ、みんなけっこう大人だから
ニートのゲーム廃人とかに比べたら、はるかに大人ですからね、
「そ、そうっすねw」と言いますけど

別に大金持ちになって
365日、一日10時間ゲームしてたいかっていうと
そんなことないんですよ。


昔の日本には「士農工商」という言葉がありましたが
その中で、侍、農民、職人、商人、
この4つの階級は、別に上下関係があるのではないんです、
侍だけは、武闘階級なので、刀を持ってる強みはある、
だから、ちょっと立場が上になってしまいますけども、
でもその侍が食べてるものを作ってるのは
農民なんですよ、
農民がお米や野菜を作ってるんですよ、

侍が着てる鎧を作ってるのは職人なんですよ、
職人がいなかったら刀も鎧も持てないんです、

そういうものを売って流通させてるのは商人です、
商人が流通を担当してなかったら
物々交換するしかないんです、


ヨーロッパも、「戦う人、祈る人、耕す人」というような区分があって
これは士農工商とほぼ一緒です。

戦う人も必要だし、
祈る人も必要だし、
耕す人も必要だよねっていう、

昔の世界は「住み分け」をしていたんですね。


ところが、この階級をぶっ壊してしまうのが
王侯貴族なんですね。

王様と貴族というのは、
正直、「士農工商」でもないし
「戦う人、祈る人、耕す人」の、どれでもないんです

古代は、戦う人が貴族でしたが、
中世になると、戦わない人が貴族に入れ替わっていくんです

戦う人がもともと貴族になったんですけども
商売はへたくそなので、没落していきますよね、
特に、戦争がない時代になると
戦士なんかは失業してしまう、

そのときに、その家系図をお金持ちが買ったりして
それで貴族階級というのを乗っ取っていくんです、
だから中世以降の貴族というのは
武士でもないし、司祭でもない。
器だけはそのまま残ったけど
中身は完全に別物なんです、

それは、ブランドものの包装紙に
100円ショップの商品を包むのと一緒なんです


この「住み分け」の世界の中で
どこか一つの階級だけが突出して強くなってしまったら
それはバランスが悪い世界になってしまうんですね

今、リアルの世界がそんな感じだと思ってます

言うなれば、「商人」の力が強くなりすぎてる、
だから彼らはお金を武器にしてすべてを買おうとしてる、
これも、本物の商人ではなくて
エセ商人なんですけどね、
ものを市場に流通させるのではなくて
自分の資産を貯め込むだけになったから、

これは、実は「貴族」が商人のフリしてるんですね。
お金で家系図を買って貴族になった、
それこそ、どこの馬の骨とも分かんないようなやつらが、
ヨーロッパの大航海時代の流れにうまいこと乗って
植民地主義で莫大な資産を貯めて
盗んだ金ですけど、
盗んだ金と盗んだ土地ですけどね、
それで、そのまま資本主義をやり始めて
(このときに、本物の王侯貴族は倒されてます)
そのときに東インド会社みたいな大会社作って
それで天文学的な資産を貯めていったようなやつらが
今、「商人」のフリをして、貴族であることを隠して、
もう一度言いますけど、その家系図も買い取ったやつなので
嘘の血筋ですけどね、
嘘の血筋だからこそ
本物の血筋の人を取り込んで貴族になろうとするんですけども

そういう「家系図を買って貴族になったやつが商人になった」
というやつが、今、政治も経済も牛耳ってるんです、
彼らの「なんとか会議」とかは、
ゲーム廃人ばっかり集まってるギルドみたいなもんです。


それで、
水道管でいうと、詰まってるような状態になってますが、

今、農業も、禁止しようとしたりしています。

「士農工商」のうち、
自衛隊はアメリカの傘下に入って
農業は大企業しかできなくなって
工業は中国に取られて壊滅的で・・・

ということになったら、

もう階級社会はめちゃくちゃなんです。


私はこれをもう一回復活させないと
この世界はどうにもならんような気がする、
お金を持ってる職だけが優遇されたら

誰もお米や野菜を作る人がいなくなるし
いるとしても、それは大企業で
遺伝子組み換え種にして、汚染された水で・・・
みたいなことを平気でやるじゃないですか、

職業って本来、
それに向いてるというか、
使命感ある人じゃないと出来ないんです

大企業がやったらうまくいくかっていうと
全然そんなことはなくて
大企業なんてニート廃人が集まったようなもんで
正直、ろくなことしてませんよ。
学生時代、塾に行って
チート級に勉強してなんとか東大とか、いい大学に入って
いい会社に就職したら、あとはもう何もしないっていう、
やりたいことは何もなくて、
ただ、毎日チンタラしてる、
そういう人に、何が出来るんですかね。

会議中にあくびをガマンしながら
決まったことに従うだけで一日終わるでしょ。

みんながそんな感じで社会に参加したら
そりゃ、熱量って下がりますよ。

そういうのを、なんとかしないといけないと思うんですけどね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?